武道学科の光本教授らがアラブ首長国連邦で柔道の指導と視察を行いました

武道学科の光本教授らがアラブ首長国連邦で柔道の指導と視察を行いました

体育学部武道学科の光本健次教授と、柔道部OBで本学の山口輝義職員が、4月12日から20日までアラブ首長国連邦(UAE)を訪問。現地の小中高生や指導者を対象とした柔道教室を開いたほか、現地柔道界を視察しました。2011年に同国で開催された世界最大級の再生可能エネルギー展「ワールド・フューチャー・エナジーサミット」に本学が出展した際に、アブダビ首長国の皇太子ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン殿下が高い興味を持たれたことから、今年2月の訪問時に高輪キャンパスを訪問。今回の活動は、隣接する付属高輪台高等学校も訪れ柔道部や剣道部を視察された際に、同行した山下泰裕副学長が殿下から協力を依頼されて実現しました。

「ワールド・フューチャー・エナジー・サミット」出展時にも支援を受けた国際石油開発帝石株式会社(INPEX)の協力を得て、光本教授らはUAEの5つの首長国を訪問して文化センターや柔道場、国際柔術大会などを視察。教育・柔道関係者や日本大使館の職員らと意見交換したほか、各地で柔道教室も開きました。今後は、2015年9月にUAEの15の小・中学校で授業に柔道を導入するために、現地での指導者研修会やジュニア大会の開催支援、学園の各教育機関でのジュニア選手の受け入れなどを行っていく予定です。

光本教授は、「殿下は付属高輪台高校を視察されたときに選手たちの礼儀や作法などを見て、人間教育として学校教育に柔道を取り入れたいとおっしゃっていたと聞いています。教育プログラムの構築や指導者の派遣などで協力していきたい。また、柔道の国際大会にはUAEの代表選手も出場していますが、地元で育成した選手というのは少ないのが現状です。選手やその指導者を育てるために、本学の指導技術を生かしていきたい」と話しています。

武道学科の光本教授らがアラブ首長国連邦で柔道の指導と視察を行いました