第49回海外研修航海帰港式を挙行しました

第49回学校法人東海大学海外研修航海の帰港式を3月28日に、静岡県・清水マリンビルで挙行しました。海外研修航海は、本学の海洋調査研修船「望星丸」(国際総トン数=2174トン)で諸外国を巡り、異文化理解・環境保護・協調性の大切さなどを実践的に学ぶプログラムです。今回は研修学生98名、団役員14名、望星丸乗組員27名、海洋学部航海工学科航海学専攻の練習学生18名の合計157名が参加。2月15日から3月28日までの42日間、「さがそう自分軸 みがこう地球人としての感性」をテーマに、ポンペイ(ミクロネシア連邦)、ポートビラ(バヌアツ共和国)、アピア(サモア独立国)、マジュロ(マーシャル諸島共和国)の各都市に寄港し、現地の住民や研修団同士で交流を深めました。

帰港式では式辞に吉川直人副学長が登壇し、「研修団の皆さんが無事に帰国したことを大変うれしく思います。出港式のときには、集団での船上生活や寄港地での不安や期待を胸に抱いていたと思いますが、今ここに並ぶ皆さんの顔を見ると、何かを成し遂げた達成感と、それによって得られたたくましさを強く感じます。皆さんは、洋上研修であるがゆえの新鮮な感動を、この航海で体験されたことと思います。この洋上キャンパスで培った深い友情と先生方との出会いは生涯の宝です。今回の研修航海で得た経験と絆を胸に、皆さんがさらに成長されることを祈っています」と語りかけました。その後、研修団の千賀康弘団長(海洋学部海洋地球科学科教授)、望星丸の二見洋船長、学生長の當間あやさん(文学部心理社会学科4年次生)が修了報告を行い、千賀団長から吉川副学長へ団旗が返還されました。

また、式の最後には山田清志学長も駆け付け、「研修航海を無事に最後までやり遂げた学生諸君は、東海大学として誇れる人材だと思っています。今年度で卒業する人もいるかと思いますがこれから就職活動を迎える学生は、研修航海をやり遂げたということをぜひ生かしてください。42日間の航海から、無事に戻ってきてくれたことを心より感謝します」と労いの言葉をかけ、研修学生へ修了証を授与。當間さんが代表して受け取り、千賀団長の万歳三唱で締めくくりました。

當間さんは、「各寄港地では文化の違いに驚くこともありましたが、船上交流会などで現地の人と交流を深められて貴重な経験となりました。最初は研修学生同士、意見がぶつかり合うこともありましたが、仕事の割り振りなど臨機応変に動けるようなるなど、それぞれが成長できた研修航海でした」と振り返りました。

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