山田学長が日・UAEビジネスフォーラムに参加しました

本学の山田清志学長は、4月30日、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ首長国で開催された「日・UAEビジネスフォーラム」(主催:日本貿易振興機構、共催:内閣府)に出席。本学のUAEにおける教育・研究活動や国際交流の現状に関するプレゼンテーションを行いました。

同フォーラムは、安倍内閣総理大臣によるアラブ首長国連邦(UAE)を含む中東歴訪における公式行事として催されたものです。日・UAE両国間の経済を中心とした協力関係の強化及びビジネス拡大を図る目的で、両国政府関係者、民間企業のCEOクラスら約600名が参加し、産業多角化やイノベーション等をテーマとしたワークショップが行われました。

山田学長は、我が国の高等教育機関を代表し、「未来を作る人材、イノベーション」をテーマにした第3セッションに登壇、「Innovation through Education」と題したプレゼンテーションで、本学の今日までの中東諸国、UAEとの国際交流の実績を紹介し、その財産を日・UAE両国の発展を担うブリッジ人材の育成のために活用することをアピールしました。とりわけ、ソーラーカー開発を通じた理工系分野の人材育成に加え、近年は、スポーツ、特に柔道を通じた国際連携にも力を入れ、UAE柔道連盟のナショナルコーチに就任した本学卒業生が、2020年の東京オリンピックでのメダル獲得を目指すUAEの青少年柔道家の育成に協力している実例を紹介しました。また、UAE国民を日本式教育で育成することを目指す、アブダビ首長国との政府間事業の一環として、この4月から、アブダビ日本人学校を卒業したUAE国民子弟が本学の付属高輪台高校へ入学したことにも触れました。山田学長は、「国家最大の投資は未来の人材への投資」といわれたUAE建国の父である故シェイク・ザイード国王の言葉を引用し、本学はその未来への投資に資する人材の育成にこれからも尽力していきたい、と発表を結びました。

現在、本学では、UAEをはじめとする中東地域から多くの留学生を受け入れており、我が国で学位取得を目指すUAE留学生の3人に1人が本学に在籍し、主に理工系分野で学んでいます。2015年には同国のムハンマド皇太子が、本学高輪キャンパスを表敬訪問されるなど、同国とは緊密な交流を展開しております。なお、今回のフォーラムには、山田学長のほか、山口滋グローバル推進本部長、末延吉正平和戦略国際研究所所長、アブドーラ・アルモーメン国際教育センター国際教育部門主任らが本学代表として参加しました。

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