スペイン語研究室の教育実習生による講演会を開催しました

国際教育センターのスペイン語研究室では、6月21日に湘南キャンパス1号館のGlobal AGORAで、教育実習生のラウラ・トロウレさんによる講演会を開催しました。スペインのポンティフィシア・コミージャス大学大学院でスペイン語教授法を学ぶトロウレさんは、本学スペイン語研究室の教育実習生として今年5月に来学し、スペイン語教授法について学んでいます。今回はスペイン語を学ぶ学生に向けて、スペインと日本の大学の違いをテーマに講演しました。

トロウレさんは最初に、スペイン人の気質や大学の授業風景を紹介し、「一クラスに約80名の学生がいるので、積極的に発言しないと先生の印象に残りません。失敗を恐れず、自分の意見を言う学生が多い」と解説。また、学部の授業は将来の就職先を見据えた専門的な内容であることや、大学受験の方式、単位を落とした際のペナルティなど、日本と異なる部分を説明しました。日本の大学については、「外国語を教える際、母国語(日本語)で解説している点がスペインと違います。授業もその国の言葉で受けることで、より語学力が身につくと感じます」と指摘。一方で、東海大学の授業に携わった経験から、「スペインにも日本にも、勉強への意欲が高い学生が多くいることがわかりました」と話し、「音楽や映画から語学を学んでいる人もいて、学習方法は人それぞれだと感じました。現在執筆している修士論文では、両国の学生の違いや共通点をまとめたいと考えています」と語りました。参加した学生からは、「スペインの大学の様子を聞いて、いつか留学したいという気持ちがわきました。積極的に発言する習慣を身につけておきたい」といった感想が聞かれました。

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