学生たちがドバイ国際博覧会の日本館企画に協力しました

国際教育センターのアルモーメン・アブドーラ教授と鷹取勇希助教が担当するプロジェクト型授業「Japanese Studies Specialties Project A」を受講するアラブ首長国連邦(UAE)出身の学生らが、2020年にUAE・ドバイで開催される「ドバイ国際博覧会」日本館の準備に協力。6月11日に湘南キャンパスで、経済産業省博覧会推進室の担当者によるインタビューに参加し、日本文化発信の企画を提案しました。アルモーメン教授が同博覧会のアドバイザーとして協力していることがきっかけで実現したもので、当日はUAEのほか、日本人、ロシア人の学生9名が参加しました。

当日は、UAE出身の学生が同国で受け入れられている日本文化や日本のイメージ、関心の高いキーワードについて紹介し、学生たちが授業で約1カ月間にわたって検討を重ねてきたアイデアを発表しました。発表では、オリエント地域の柄と和柄を組み合わせて新しい模様を作るゲームを通じて、両文化のつながりを感じてもらう企画や、和装の振袖をドレス仕立てにして新たな文化として紹介する案、盆栽を通じて日本の精神文化を紹介するアイデアを提案しました。

ジャセム・アルザビさん(情報理工学部コンピュータ応用工学科2年次生)とアブドラマン・バデルさん(工学部精密工学科2年次生)は、「UAEの人々が日本のどのような点に興味を持っているのかを知ってもらうとともに、日本とUAEが協力して活動する貴重な機会だと感じました。授業では、日本とロシア、UAEという異なる背景を持った学生同士が語り合うことで、固定概念にとらわれずに考え、互いの違いを学ぶこともできています。その成果を、生かしてもらえれば」とコメント。イーサ・アルシェムシさん(同機械工学科3年次生)は、「日本ではアラブ諸国について正しい知識を持っている人がまだ少ないという印象があり、こうした機会を通じて少しでも私たちの文化や考え方を知ってもらえるのはうれしいことです。東海大では、日本とアラブの文化に精通しているアルモーメン教授のもとで常に新しい知見を学べるだけでなく、外国の文化に興味を持つ多くの学生と交流できるのもよいと感じています。今後もそうした環境で得た成果を生かし、博覧会などでの日本文化発信に役立ちたい」と話していました。

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