広報メディア学科の学生が「2019韓日交流作文コンテスト」で優秀賞と入選に選ばれました

文学部広報メディア学科の猪股修平さん(4年次生)が「2019韓日交流作文コンテスト」(主催:駐日本国大韓民国大使館韓国文化院、東京韓国教育院)の「日本語エッセイ部門」で優秀賞を受賞し、尾澤亜海さん(同)が「韓国語エッセイ部門」で入選しました。同コンテストは「日本語エッセイ部門」「韓国語エッセイ部門」「日本語川柳・俳句部門」「韓国旅行記部門」など7つの部門が実施され、昨年度を上回る2704作の応募がありました。10月5日には駐日韓国大使館韓国文化院で表彰式が行われ、猪俣さんが出席しました。

猪股さんは、日本語エッセイ部門のテーマ「私が感じた韓国」に応募。中学生のときにソウルに転校してしまった同級生とSNSをきっかけに再会し、彼女に会うために韓国語を学んだ経験を紹介。大学2年次生の秋に韓国で彼女と再会し、数年間抱いてきた恋心はかないませんでしたが、猪俣さんは作品の中で「いつしかハングルを読める喜びや、異文化でのコミュニケーションをとれる感動の虜になっていた。そう、私は韓国語に恋をしていたのである。(中略)私はこれからも韓国を愛し続けたい」と結んでいます。優秀賞受賞については、「ソウルの国民大学に留学して日本学科で学び、今も月に1度は韓国に遊びに行く中で、日韓関係は悪くなる一方だけれど、現地に行って嫌な思いをしたことはありません。自分が見た韓国を伝えたいと思って応募しましたが、受賞できるとは思っていなかったので驚いています」とコメント。「卒業後は広島で新聞記者になるので、竹島の問題などもより身近になります。韓国語を学んだ経験を生かして活躍したい」と語りました。

一方の尾澤さんは、韓国語エッセイ一般部門のテーマ「私が考える韓日交流」で入選しました。運動部の活躍を伝える東海大学の学生スポーツ新聞『東海スポーツ』の記者としてラグビーフットボール部などを取材してきた尾澤さんは、韓国からの留学生選手をインタビューした経験や、国際大会で日の丸を背負う韓国出身選手を見るうちに、スポーツを通じた韓日関係に興味を持つようになりました。「昨年2月の平昌五輪でスピードスケートの小平奈緒選手と李相花選手が金メダルを争い、レース後に互いの健闘をたたえ合ったシーンは有名です。2人には韓国の平昌記念財団から韓日友情賞が贈られています。日韓関係は悪化していますが、スポーツには政治を持ち込んではいけないと感じた思いを作品にまとめました」と振り返ります。専門のメディアを学びながら、大学3年次生から韓国語の授業も履修するようになり、「留学をしたことはありませんが、授業や留学生との交流などを通して日常会話までできるようになりました。韓国語を学ぶ日本人同士でも高め合えるのが東海大のいいところ。これからも学びを深めていきたい」と語っています。

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