韓国・漢陽大学校の金総長一行が来学しました

大韓民国・漢陽大学校の金鐘亮総長と尹鍾昇副総長一行が10月25日に、代々木キャンパスで松前達郎総長と山田清志学長ら本学関係者と懇談したほか、湘南キャンパスでは学生と教職員向けに講演会も行いました。

代々木キャンパスでの懇談会には、松前総長と山田学長、吉川直人副学長らが出席しました。本学では漢陽大の創立者・金連俊氏の時代からの交流をスタートしており、アジア・太平洋地域のトップが集う「アジア・環太平洋学長研究所長会議」を合同で開催し、学生の相互派遣を続けるなど研究・教育の幅広い分野で交流を続けてきました。懇談では双方の出席者がこれまでの歩みを振り返るとともに、高等教育の発展に向けた今後の方策などについて意見を交わしました。

湘南キャンパスで行われた講演会では、金総長が「Innovative Higher Education in Hanyang University」と題して講演し、学生や教職員ら約50名が参加しました。最初に漢陽大の概要を紹介し、2010年から19年までの間に世界ランキングが200位ほど上がっていることを説明。「第4次産業革命が起きている21世紀には、社会の激変に対応できる教育と研究が欠かせない」と語りました。また、漢陽大における具体的な教育改革として、企業と連携した課題解決型の教育(PBL)を展開し、授業内容だけでなく設備面の改善も進めた結果、「多くの学生がPBL型の授業を受講するようになっており、教育効果も上がっている。現在も企業との連携の輪を広げており、今後も積極的に展開していきたい。また、高速大容量通信技術を活用し、他大学として学生を教育するシェアリング・エデュケーション・モデルも進めていく」と語りました。

参加した学生たちは、「政治的に見ると日韓関係はぎくしゃくしているが、こうした時だからこそ民間では積極的に交流し、相互理解を深めることが大事だと思う。韓国の大学がどのような改革を進めているのかよくわかり、勉強になった」「韓国の大学における教育について学び、日本とは異なる視点が得られた。第4次産業時代に必要な力など、今日学んだことを今後の勉強やサークル活動に生かしたい」と話していました。

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