ロシア・モスクワにある2つの高等教育機関と合同セミナーを開催しました

東海大学では10月9日に、ロシア・モスクワの国立研究大学高等経済学院モスクワ電子数学研究所(MIEM HSE)と合同ワークショップを同学院で開催。10日に、国立科学技術大学(MISiS)との合同セミナーを同大で開催しました。本学では1960年代から、モスクワ大学をはじめとするロシアの高等教育機関と教育・学術の幅広い分野で連携しています。今回の取り組みは連携の輪をさらに広げることが目的で、グローバル推進本部の山口滋部長(理学部物理学科教授)とヤロスラヴァ・グラディシェワ助教が企画して、本学工学部から遊部雅生教授(工学部電気電子工学科)、セルゲイ・クリニッチ教授(工学部機械工学科)、槌谷和義教授(工学部精密工学科)が参加しました。

9日のワークショップでは本学の研究者のほか、HSEから世界的な権威であるグレゴリー・ゴルツマン 量子ナノエレクトロニクス研究所長をはじめとする研究者4名が参加し、それぞれの研究内容について講演。10日のワークショップにも本学の4名のほか、MISiSの3名が自身の研究内容を紹介し、今後の連携の可能性などについて意見を交わしました。

山口部長は、「ロシアを代表する大学と合同で研究会を開催できたことを光栄に思います。本学におけるロシアとの理工学分野の研究交流はこれまでモスクワ大学物理学部を中心としていましたが、今回の催しを通してナノマテリアル分野などより幅広い分野で優秀な高等教育機関と連携できることがわかりました。来年には各大学と合同で国際シンポジウムを開催する計画も進めています。専門分野が近い領域で協力しながら、相互のプレゼンス向上に寄与する成果を出していきたい」と話しています。

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