湘南キャンパスで12月9日に、2019年度第4回グローバル推進セミナー「海外における安全対策~安全な海外留学を実現するために~」を開催しました。本セミナーは、本学の提案が採択された文部科学省の平成29年度「大学の世界展開力強化事業 ロシア(タイプA)」の一環として実施したもので、海外での重大事件や凶悪犯罪に巻き込まれないための予防策や、万一巻き込まれた場合の対処策について理解してもらうことを目的としています。当日は、各キャンパスとテレビ会議システムをつなぎ、海外留学に興味を持つ学生や教職員が多く参加しました。
初めに吉川直人副学長(国際担当)があいさつに立ち、「学生の皆さんには積極的に海外留学に参加してもらいたいと思いますが、現在、世界の情勢はあまりいいとは言えません。ただ治安が悪いというだけではなく、テロや感染病といったリスクもあります。しかし、それでも海外に行くことで学べることは多く、いい意味で人生が変わると思います。自分の身を守るのは自分であるということ理解し、セミナーを通じて対策を身につけてください」と語りかけました。セミナーでは、外務省領事局海外邦人安全課邦人援護官の松前了氏が講師として登壇。海外における日本人の犯罪被害を統計データや動画で示し、「海外に行く際には、犯罪被害に遭わないための対策をしっかりしておくことが重要。渡航する国の治安や、犯罪が多発する地域などを事前に調べておきましょう」と呼びかけました。また、欧米やアジアで頻発しているテロの事例や、ハリケーンなどの自然災害など、海外留学におけるさまざまなリスクが紹介されました。