サウジアラビアで開かれたMISKグローバルフォーラムに学生が参加しました

東海大学の学生4名が11月12日から14日まで、サウジアラビアのリヤドで開かれたMISKグローバルフォーラムに参加しました。将来リーダーとなることが期待される若者を世界中から招待し、世界トップの企業家らによる講演やワークショップへの参加を通して、若者同士のネットワーキングやさらなる成長の機会を提供しようと同国のムハンマド・ビン・サルマン皇太子の主導で設立された教育財団であるMiSK財団が実施したものです。今回は、「働く」をテーマに実施されました。MiSK財団と本学はサウジアラビアの大学生を対象にソーラーカーや電気自動車の設計製造法や最新の再生可能エネルギーについて学ぶ研修プログラムなどで協力しており、今回は日本の大学として唯一参加しました。

本学から参加したのは、佐藤奏さん(情報通信学部情報メディア学科4年次)、渡邉佳奈さん(観光学部観光学科3年次)、北村拓真さん(政治経済学部経済学科2年次)、河内大河さん(観光学部観光学科2年次)の4名。学生たちは、サウジアラビアの政府関係者やVOGUE Arabia、マイクロソフト、IBM、マスターカードといった企業、世界的に著名なスタートアップ企業のトップらによる講演をそれぞれの希望に沿って聴講。各企業が見据えている現代の課題や、今後目指していく未来の世界像、その実現に向けた取り組みなどを学びました。また期間中には、世界各国のベンチャー企業が参加したビジネスコンペ「Entrepreneurship World Cup」やサルマン皇太子による講演などにも参加。河内さんと引率教員の隈本純教授(政治経済学部経営学科)が現地メディアから取材を受ける一幕もありました。

佐藤さんは、「世界的なリーダーが若い世代の仕事や将来の働き方についてどのように考えているのかを知り、サウジアラビアの人々との交流を通して文化や生活を体験したいと思い参加しました。今回の経験を通して、さまざまな議論を深く理解するためには事前の調査が重要であることや自ら積極的に話しかける姿勢が重要で、英語での話題づくりや雑談力を身に着ける必要があると感じました。また、ニュースやインターネット上の情報に頼るのではなく、実際に現地を訪問し、体験することの重要性を実感する機会にもなりました」と語りました。また河内さんは、「海外からの参加者に日本から来たことを説明すると、”日本の技術や文化を高く評価している”といった声を聞く場面もあり、誇らしい思いを持つとともに、世界から高く評価されている国の一員として専門の観光分野で貢献したいと思うようになりました。また講演などを通して、これまでの私では思いつかないような夢を持っている人とも接し、私自身も大きな夢を持って実現したいと強く思うようになりました」と意欲を燃やしていました。

なお会場には、MiSK財団と本学による研修プログラムに参加した学生たちが今夏に作成した電気自動車も展示され、参加した学生やイベント関係者の注目を集めていました。

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