ロシア人学生向け中期交換留学プログラムの修了式を行いました

国際教育センターでは1月25日に湘南キャンパスのコムスクエアで、ロシアの大学と本学が連携して実施している「中期・長期交換留学プログラム」の修了式を実施しました。本プログラムは、文部科学省の平成29年度「大学の世界展開力強化事業~」の支援を受けた「ライフケア分野における日露ブリッジ人材育成:主に極東地域の経済発展を目的として」の一環で行ったものです。今回は、コスシキナ・アリーナさん(極東連邦大学3年)とブトゥエワ・マリアさん(同)が修了しました。

学生たちは、昨年4月から本学に留学。栄養学や日本の医療・ビジネス、日本語・日本文化などの授業を履修したほか、伊勢原キャンパスにある医学部付属病院でのインターンシップや、本学が伊勢原市や秦野市で実施している市民向け簡易健康診断「健康バス」にも参加し、日本の保険医療制度や健康診断、ライフケア産業などについて幅広く学んできました。

修了式では、国際教育センターの山本佳男所長が一人ひとりに修了証を授与。式典後の懇親会では、授業を受け持った教員や学生生活をサポートしたスタッフから激励を受けていました。ブトゥエワさんは、「春セメスターで栄養学入門を学び、秋セメスターで『環境と健康』の授業を受ける中で、健康維持の重要性や体内や周辺の環境が健康に与える影響について深く理解できるようになりました。また、建学祭に参加したり、招待を受けて参加した神奈川留学生コンサートで留学生の取りまとめ役も経験したことで、自分の能力や可能性に自信が持てるようになりました。東海大学は、授業以外にもさまざまな経験ができる大学です。ぜひ多くのロシア人学生にこのプログラムに参加してほしい」と語りました。またコスシキナさんは、「健康や栄養に関する知識を数多く学ぶことができたのが大きな収穫でした。将来は通訳者になりたいと思っており、その夢が実現した時にはきっと役立つと思います。留学当初こそ授業内容が難しいと感じることもありましたが、先生方が丁寧で分かりやすく説明してくれたのですぐに慣れましたし、チャレンジし続ける中で一生懸命勉強することの大切さを学ぶこともできました。また1年間の留学中にはダンス部の活動にも参加し、全国大会に出場できたことも大切な思い出です。知識レベルを高めるだけでなく、さまざま学生と交流できる東海大学は最高の留学環境だと思います」と話しました。

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