ハワイ東海インターナショナルカレッジとつないで「Online Global Citizenship Seminar」を開催しました

東海大学では7月2日に、「Online Global Citizenship Seminar」(主催=東海大学グローバル推進本部)を開催しました。この催しは、キャンパスの国際化を進めるためにさまざまな分野の専門家や目標に向かって挑戦を続ける学生や教員が全編英語による講演を行うものです。これまでは湘南キャンパス内で行ってきましたが、今回初めてWEBビデオ会議システム「Zoom」を使ってオンラインで開催。「Aloha makes it better ~アロハスピリッツで乗り越えよう~」と題し、ハワイ東海インターナショナルカレッジ(HTIC)のジョン・マツオカ副学長と入学ディレクターのダレル・キッカー氏が講師を務めました。

セミナーではキッカー氏が、Alohaという言葉の由来を紹介。「親切や思いやり(Akahai)」と「結束・共同体・社会の調和(Lokahi)」「心地よさ・平穏さ(Olu’olu)」「謙虚・つつましさ(Ha’aha’a)」「忍耐・根気(Ahonui)」という5つの精神を含んでおり、ハワイの歓迎のあいさつの意味でもあると説明し、「新型コロナウイルス感染症の拡大が続く中、アメリカ全土の中でハワイ州の感染者数や死者が最も少ない背景には、他人を思いやって行動し、辛い状況にも結束して耐え忍ぶハワイの人々の精神文化があると考えられます。また、全米から世界各地に広がった人種差別反対デモはハワイでも活発ですが、人々はマスクをしながら平和的に活動しています。そうした行動にもAlohaスピリットが反映されています」と解説しました。

続いて、マツオカ副学長がHTICの教育理念や制度を紹介。ハワイという多様性に富んだ環境の中で、世界の情勢を見据えながら自ら行動できる真のグローバル市民を育成していると語り、「多彩なインターンシップやフィールドワークを通して、真の国際経験を積むことができるのも本学の特徴です。東海大生が参加できる4週間の語学研修プログラム『HOPE』やHTICで取得した単位を東海大学の卒業単位として認定する『ダブル・ディグリー・プログラム』などもあるのでぜひ応募してください」と語りました。

その後の質疑応答では参加者から、新型コロナウイルスに対するハワイでの対応や、ハワイの人々が人種差別反対デモを展開している理由、HTICの魅力などについての質問が数多く寄せられ、活気あふれるイベントになりました。