スポーツ医科学研究所が小諸市エリア高地トレーニング推進協議会と連携協定を締結しました

スポーツ医科学研究所では6月13日に湘南キャンパスで、長野県小諸市の小諸市エリア高地トレーニング推進協議会と連携協定を締結しました。同市は日本で唯一、標高約2000mの高地に宿泊施設やトレーニング環境を備えており、多くのアスリートが練習を積み持久性能力の強化に取り組んでいます。昨夏には本学の陸上競技部駅伝チームも合宿を行い、今年1月の東京箱根間往復大学駅伝競走での総合初優勝へとつなげました。この環境を生かし、小諸市では官民が一体となり、「小諸市エリア高地トレーニング推進協議会」を結成し、日々高地トレーニングの効果について研究しています。一方、スポーツ医科学研究所ではキャンパス内で標高4000mの高地環境を再現できる「低圧室」を用いて高地トレーニングの効果を研究しています。今回の協定締結は、高地トレーニング研究を発展させるとともに、小諸市では市民や観光客の健康増進施策の確立に、スポーツ医科学研究所では陸上競技をはじめとしたさまざまなスポーツにおける競技力向上につなげていくことを目的としています。

締結式には小諸市から小泉俊博市長ら、スポーツ医科学研究所からは宮崎誠司所長ら関係者が出席しました。小泉市長と宮崎所長が協定書を取り交わしました。その後、本研究所の教員が低圧室などキャンパス内にあるトレーニング施設を案内。小泉市長は、「今年1月の箱根駅伝優勝は本当に感動しました。小諸市での合宿での成果もあったのであれば、これほどうれしいことはありません。東海大学は駅伝だけでなく、多くの種目で結果を残しています。素晴らしい指導者や研究者の方々も数多くいらっしゃることから、今回の協定締結は小諸市にとって本当に価値のあるものになると考えています。さまざまな連携事業を進め、成果を生んでいきたい」と語り、宮崎所長は「スポーツ医科学研究所でこれまでに育んできた研究成果をさらに発展させ、学生の健康やアスリートの競技力向上につなげていきます」と意欲を語りました。

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