東京五輪に出場した柔道日本代表の井上監督と選手が松前総長らに活躍を報告しました

柔道日本代表の井上康生監督(体育学部教授、男子柔道部副監督)と選手らが湘南キャンパスと代々木キャンパスで教職員に東京五輪での活躍を報告しました。

8月25日には井上監督と男子60kg級金メダリストの髙藤直寿選手(2015年度体育学部卒・パーク24)が湘南キャンパスで、山田清志学長と髙野二郎副総長を訪問。井上監督は、「髙藤が日本代表の先陣を切って金メダルを獲得したことで、チーム全体が波に乗れました」と話し、髙藤選手は、「皆さんのおかげで金メダルを獲得することができました。パリ五輪に向けて再び頑張ります」と意気込みを語りました。山田学長は、「髙藤選手が最初に勝ったことで、男子日本代表は過去最多の5つの金メダルを獲得できたのだと思います。コロナ禍が落ち着いたら、あらためてキャンパスでお祝いしましょう」と話し、髙野副総長は、「東京五輪は髙藤選手の金メダルで一気に盛り上がったと感じています。これからも大変だと思いますが、頑張ってください」とエールを送りました。その後も各所で教職員から祝福と拍手が送られました。

翌26日には山下泰裕副学長(日本オリンピック委員会会長、体育学部教授)と井上監督、男子柔道部の上水研一朗監督(体育学部教授)、髙藤選手、100kg級金メダリストのウルフアロン選手(2017年度体育学部卒・了德寺大学職員)が代々木キャンパスを訪れ、松前達郎総長と松前義昭理事長ら教職員に活躍を報告しました。はじめに山下副学長が、「日本代表全体として金メダル27個を含む計58個のメダルを獲得し、過去最高の成績を収めることができました。柔道に関しては、本日ここにいる全員が付属高校、東海大学出身で、学園の一貫教育の成果であり、松前総長、松前理事長をはじめ皆さんが東海柔道を支援してくださった賜物であると感じています」とあいさつ。続いて井上監督が、「髙藤はリオデジャネイロ五輪で銅メダルに終わった雪辱を果たす素晴らしい試合を展開し、ウルフの100kg級での金メダルは私がシドニー五輪で獲得して以来2人目ということで、また違ったうれしさがありました。2名とも本当によく頑張ってくれました」と語りました。

髙藤選手は、「付属相模高校中等部から付属相模高校、東海大学と東海グループで強くしていただきました。東海で育ってよかったと感じています」と話し、ウルフ選手は、「目標としていた100kg級での優勝、柔道三冠を達成することができましたが、優勝回数では山下先生、井上先生にはまだまだおよびません。さらに勝利を積み重ねていけるよう頑張っていきます」とコメント。上水監督は、「髙藤はリオで銅メダルと悔しい思いをし、ウルフは1年前にひざのけがを負って手術するなど、2名とも苦しみを乗り越えてたどり着いた金メダルでした。これからも2名に続く、社会に貢献できる若者を育成していきます」と語りました。松前総長は自身の柔道経験を振り返りながら選手らをねぎらい、松前理事長は、「全試合をテレビで観戦しましたが、初戦からそれぞれの特長を生かした戦い方を貫いて金メダルを獲得したことに敬意を表します。井上監督が2名のよさをよくわかっているからこその活躍だったと思います。次のパリ五輪も3年後に迫っていますから、これからも精進して頑張ってください」と語りかけました。