「東京2020オリンピック・パラリンピック 報告会」を開催しました

湘南キャンパスで12月15日に、「東京2020オリンピック・パラリンピック 報告会」を開催しました。7月から9月にかけて開かれた東京オリンピックとパラリンピックに出場した学生・卒業生の選手、スタッフが登壇し、体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科の学生が司会進行や運営を担当しました。

金メダルを獲得した柔道男子60kg級の髙藤直寿選手(体育学部2015年度卒・パーク24)は、「大会が無事に開催され、これまでやってきたことが金メダルにつながってよかったです。3カ月経ってやっと実感がわいてきました」と振り返ると、男子100kg級のウルフアロン選手(同17年度卒・了德寺大学職員)は、「金メダルを取った瞬間はもちろん、大会が終わってから多くの方に声をかけてもらえて本当にうれしかった」と語りました。柔道男子代表監督の井上康生教授(体育学部)は、「個性的な選手ばかりだったので、彼らのよさをできるだけ伸ばせるようにサポートしてきました。自立したうえで主体的に動ける、素晴らしい選手たちでした」とたたえました。

陸上競技の塚原直貴コーチ(体育学部研究生)は、4×100mリレー代表のデーデーブルーノ選手(体育学部4年次生)について、「今年4月に見ていた時より一回りも二回りも成長したように感じています。レースには出場できませんでしたが、五輪の舞台で戦っている先輩たちの背中を見て多くのことを学んだと思います」とコメント。デーデー選手は、「来年の世界陸上代表をつかめるように一つひとつ乗り越えて、決勝で自分の名前を呼んでもらって勝負することが目標」と今後の意気込みを語りました。

パラリンピックの陸上競技・女子マラソン(T12クラス)で金メダルに輝いた道下美里選手(三井住友海上)のガイドランナーを務めた青山由佳さん(体育学部2008年度卒・相模原市役所)は、「テレビを通して多くの方にパラリンピックを知ってもらえたことは素晴らしい機会になったと感じています。ガイドランナーは選手のサポート役と言われますが、私自身が道下選手にたくさん支えられました」と語ります。同じくガイドランナーの志田淳さん(工学部1996年度卒・NEC)は、「最初は“道下選手が金メダルを取ること”が目標でしたが、いつしかそれが自分自身の目標になりました。東海大学にも選手をサポートする学生がたくさんいると思います。精いっぱいサポートすることで、共通の夢を持つことができるのではないでしょうか」と後輩たちにメッセージを送りました。