同窓会ブルガリア支部が首都・ソフィアで恒例の「お花見の会」を開催しました

東海大学同窓会ブルガリア支部(ビリアナ・スタノイロビッチ支部長/工学部留学生1979年卒・大学院工学研究科修士課程81年修了)が4月10日に、「お花見の会」を首都・ソフィア市にある国立図書館前で開催しました。国立図書館前に咲く桜の樹は、1999年に東海大学同窓会がソフィア市に寄贈したうちの一本です。日本・ブルガリア交流90周年、国交成立60周年、国交回復40周年を記念して寄贈したもので、ほかには国会議事堂と無名戦士の記念碑の前に植樹されています。

「お花見の会」は同支部の恒例行事で、例年多くの来賓を招き市民も参加して同窓会員と桜の花を楽しみ、日本文化に触れています。今回も、奈良平博史駐ブルガリア日本国大使をはじめ、国立図書館のアレクサンドロワ館長らが参列。催しの一つとして東海大と交流を重ねるソフィア児童合唱団が「さくら」など日本の歌を披露しました。本学とブルガリアは、1969年に大学と政府が学術交流協定を締結したことで本格化しました。留学生の交換はもちろん、トラキア遺跡発掘調査などの共同研究、ソフィア児童合唱団の日本公演招聘ほか多様な交流史があります。2001年にはブルガリア科学アカデミーから松前達郎総長に「マリン・ドリノフ」勲章が授与され、学園の創立者・松前重義博士の生誕100年を記念するプレートが国立図書館前に設置されています。

同窓会ブルガリア支部は1994年の設立で、初代支部長には元駐日本ブルガリア大使のペーター・バシカロフ氏(69別日)が就任。ソフィア市内に東海大学ブルガリア校友会館を開設し、日本の経営者陣を招いてマネージメントセミナーも開催。支部設立20周年の節目には日本大使館から両国の関係発展に貢献したことを讃えられ名誉証書を受けています。東海大学同窓会から寄贈された桜の樹は、ブルガリアの地に根をはり、毎年、美しい花を咲かせています。