ボディビル部が全日本学生選手権大会フィジーク部門団体で創部初の大学日本一になりました

湘南キャンパスで活動するボディビル部が9月30日に、埼玉県深谷市民文化会館で開催された全日本学生選手権大会に出場。フィジーク部門団体で創部初の大学日本一に輝き、ボディビル部門でも6位に入賞しました。チームは23日に埼玉会館で開催された関東学生フィジーク選手権大会でも初優勝を飾っています。

ボディビル競技は、全身の筋肉の大きさやキレ、バランスを審査するボディビル部門と上半身の筋肉の形状やプロポーションを中心に審査するフィジーク部門に分けられます。フィジーク部門は、近年の競技者増加を受けて身長別にクラスが分けられており、全日本学生選手権大会は3クラスで実施。各クラス10位以内に与えられる入賞ポイントの合計で総合優勝を争いました。ボディビル部からはフィジーク部門に8選手が出場し、170cm以下級で山田雄里杏選手(経営学部2年次生)が優勝。髙宮秀規選手(法学部4年次生)が2位に入りました。さらに、176cm以下級と176cm超級でもそれぞれ3選手が入賞し、創部3年目で初の栄冠に輝きました。

有賀誠司監督(健康学部教授)は、「関東大会から1週間後の全日本大会でコンディションづくりが難しい中、選手たちは素晴らしい調整を重ねてきました。主将の川中健介選手(健康学部4年次生)を中心にしたチームワークの勝利だと感じています」と振り返ります。川中選手は、2021、22年度のフィジーク部門学生王者で、今年度からは社会人選手も参加する全国大会を主戦場にしており、10日に開催された「オールジャパン・フィットネス・チャンピオンシップス」のマスキュラーフィジーク部門で頂点に立ちました。山田選手は、「チームメート同士で日々の食事や体の状態などを共有し、川中さんに注意点を聞いています。トップクラスの選手のアドバイスを聞けるのはとても参考になり、切磋琢磨できる環境が優勝につながりました」と話しました。また、今年度15号館地下にリニューアルされたトレーニングセンターでの練習も選手たちを強く後押しし、176cm以下級で3位に入った岩佐タケル選手(健康学部4年次生)は、「競技に真摯に向き合う仲間の存在はもちろん、充実したトレーニング環境のおかげで好成績を残せました」と勝因を語りました。

閉会式後、チームメートから胴上げされた川中選手は、「結果発表を待っているときは、自分が出場する大会以上に緊張しました。個人でタイトルを獲得したときよりもうれしい」と興奮した様子で喜びを語り、有賀監督も、「選手たちの努力のたまもの。初めて胴上げしてもらい、私自身一生忘れられない経験ができました。学生たちに心から感謝しています」と語りました。また、創部当初から牽引してきた最上級生卒業後の来年度に向けて髙宮選手は、「意欲の高い後輩たちがたくさんいるので、連覇を目指してほしい」とエールを送り、チームの中心を担う山田選手は、「意識と自覚を高く持って、リーダーシップにも磨きをかけたい。“人間味のあるマッチョ”を目指します」と目を輝かせていました。