ラート部が全日本学生ラート選手権大会で好成績を残しました

湘南キャンパスで活動する公認一般サークル「ラート部」が、8月26、27日に茨城県つくば市谷田部総合体育館で開かれた全日本学生ラート競技選手権大会(インカレ)に出場。丸山夏未選手(体育学部2年次生)が規定演技の部女子個人総合と自由演技の部女子跳躍で優勝、志賀健吾選手(体育学部4年次生)が規定演技・自由演技の部男子跳躍で優勝、西園啓冴選手(工学部2年次生)が規定演技の部新人賞で1位となりました。

ラートは身長より35~45cmほど大きい二層の鉄製リング「ラート」の中に人が入って技を競うスポーツです。メンバー不足で長期間活動できていなかった本学ラート部は、昨年度に丸山選手を中心に再始動。現在は約10名の学生が所属しています。今大会では、二輪でラートを回転させる「直転」、片方のリングをラートの床に接地させて転がる「斜転」、転がしたラートの上をさまざまな技で跳び越えたり、ラートの上に乗って跳びおりたりする「跳躍」の3種目の総合得点を競う規定演技の部に5選手が出場しました。

丸山選手は、「少しミスしてしまった」と語る斜転で7.15点の2位、前方宙返りを組み込んだ跳躍で8.35点の2位、得意種目だという直転をノーミスで終えて9.15点で2位となり、総合得点が24.65点。昨年のインカレで敗れ、今大会で2位に入った森本朝子選手(筑波大学)に0.7点差をつけて優勝しました。「6月にけがをした影響で練習ができなかった期間もありましたが、理想の結果を残すことができて安心しました。来年度は個人種目ですべて1位を獲り、完全優勝を目指します」と手応えを語りました。一方、ラート部部長教員の大塚隆教授(体育学部)から部の再始動時に声を掛けられ、3年次生のときに入部した志賀選手は自身2回目となる今年のインカレで跳躍のみに出場し、前方宙返りで優勝。「昨年は直転だけ出場しましたが、中学時代にやっていた体操の経験を生かして昨年9月から跳躍の練習を始めました。学生カテゴリーで戦えることが分かって自信になりました」と笑顔を見せました。4月にラート部に入部した西園選手は、競技を始めて1年未満かつインカレ初出場の選手が選考対象となる新人賞の獲得を目指し、6月から大会を意識した練習を本格的に開始。「初めはラートに慣れるところからスタートし、仲間たちにアドバイスをもらいながら練習を積み重ねました。1位を獲れて本当にうれしい」と話しました。 また、規定演技の部の各種目で8位に入った選手たちは、翌日の自由演技の部に出場。本学からは丸山選手、志賀選手、西園選手のほかに、古井颯選手(工学部2年次生)と須藤寛仁選手(情報理工学部1年次生)も演技を行い、出場した全選手が入賞しました。