第1回東海大学「農・食・健」QOLセミナーを開催しました

2018年03月13日

第1回東海大学「農・食・健」QOLセミナー(共催:静岡商工会議所、新産業開発振興機構、静岡市清水産業・情報プラザ)を、3月6日に静岡市の清水産業・情報プラザで開催しました。農業や水産業、食品加工関連業、健康産業などに携わる自治体や企業の担当者に本学の研究成果や知見を発信し、社会実装を見据えた共同研究などのマッチングを図ることを目的としたもので、約70名が参加しました。
開催にあたって本学副学長で海洋学部の川上哲太郎学部長が、「東海大学が掲げるQOL(Quality Of Life)の向上とは、人の営みすべての質向上に資するため、総合大学の研究力を結集して貢献していくことを目指すものです。本日の講演を通して大学のシーズを知ってもらい、共同研究につなげてもらいたい」とあいさつしました。その後、秋山信彦教授(海洋学部水産学科生物生産学専攻)が、三保半島の地下海水を使ったアワビやカワハギの陸上養殖技術などを紹介。また、後藤慶一教授(海洋学部水産学科食品科学専攻)が静岡名産の黒はんぺんの長期保存を可能にした土産物「燻製黒はんぺん」や、株式会社いちうろこと産学連携で開発した「静岡おでんカレー」の事例を通して、産官学連携を成功させるポイントなどを説明。ポスターセッションを挟んで、星良和教授(農学部応用植物科学科)が高い抗アレルギー効果が確認されているモウセンゴケの効能分析や大量増殖技術を紹介しました。最後には、石井直明教授(スポーツ医科学研究所)が、ヨーロッパで動物実験の代わりに広く用いられている線虫の研究とこれまでの成果、産官学連携によって健康を総合的に科学する「健康学部」の構想を紹介しました。
セミナー後の懇親会では、本学の研究者と企業や自治体の担当者による活発な意見交換が行われました。参加者からは、「現在手掛けている事業とは異なる分野の研究発表だったが、今後の企業活動に生かせるアイデアを学べた」「総合大学である東海大がこうしたセミナーを開いてくれたこと自体に感謝している。今後よりいっそう大学と連携したいと考えており、その第一歩として大変興味深いイベントたった」「静岡県内でも新たな産業を生み出す努力は続けられるなど、1企業、大学の枠をこえた連携がますます重要になっている。講演で新たな知識を得られたことはもちろん、懇親会を通じて新たなネットワークづくりができたことも大きな収穫だった」といった声が聞かれました。

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