2019年度第1回科研費獲得セミナーを開催しました

湘南キャンパスで6月20日に、「2019年度第1回科研費獲得セミナー」を開催しました。研究推進部では科研費採択件数アッププロジェクトを設置し、文部科学省「科学研究費助成事業」応募時に提出する研究計画調書の効果的な書き方をまとめた「科研費虎の巻」の配布や、審査事情などを紹介する「公募説明会」の開催をしているほか、科研費に数多く採択されている研究者や審査員経験者にチェックしてもらう「研究計画調書事前チェック制度」を取り入れています。今回のセミナーは、そうしたサポートの一環で実施したもので、全キャンパスの教職員ら123名が参加しました。

最初に研究推進部の長幸平部長が、本学の科研費採択額や件数などを紹介しつつ、研究者として採択を受けることの意義を説明。「科研費の採択を受けると、研究者としての評価が上がり、他の研究者との共同研究を行いやすくなるだけでなく、科研費以外の競争的資金も獲得しやすくなります。科研費は研究者の利便性を重視した資金なので、ぜひ採択を目指してください」と語りました。その後、現代教養センターの田中彰吾教授が、科研費の審査員を務めた経験をもとに、調書を作成するときの留意事項をアドバイス。国際教育センターのキム・ミンス講師と情報理工学部情報科学科の高橋智博助教が自身の経験を交えながら、「研究計画調書事前チェック制度」活用のメリットを語りました。

最後に、長部長と講師を務めた3名の教員によるパネルディスカッションを実施。会場と対話をしながら、科研費の採択を受けることのメリットや採択につながりやすい研究体制、調書の効果的な書き方など幅広い内容について意見を交わしました。

なお7月23日には、文系の研究者を対象にした「2019年度第2回科研費獲得セミナー」を開催します。

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