TRICでは「2017年度東海大学情報技術センター研究・開発報告会」を開催しました

2018年03月14日

情報技術センター(TRIC)では、3月3日に東京・霞が関の東海大学校友会館で、「2017年度東海大学情報技術センター研究・開発報告会」を開催しました。TRICは、1974 年の開設以来、画像情報工学分野の研究・開発、特に衛星データの受信、処理、解析に関する研究に重点を置きながら、地球環境問題から考古学、防犯ビデオ解析等、広範囲にわたる分野で研究活動を続けています。また、TRICが大きな役割を担う学内プロジェクト「災害・環境変動監視を目的としたグローカル・モニタリング・システムの構築による安全・安心な社会への貢献」は、文部科学省の2016(平成28)年度「私立大学研究ブランディング事業」にも選定されました。この報告会は、同センターおよび同センターと協力関係にある各機関との共同研究・開発の過去1年間の成果を広く社会に発信する目的で毎年開催しているものです。

当日は教員や学生、研究者など約80名が参加しました。はじめにTRICの長幸平所長(情報理工学部長)が登壇し、あいさつするとともに「衛星搭載マイクロ波放射計データを用いた海氷変動解析」に関する研究成果を発表。さらにセンターの研究者ほか、他大学や国土地理院等の研究者らが12テーマについて研究開発の概要を紹介しました。テーマは、地球環境監視、再生可能エネルギー、コンピュータ筆跡鑑定、防災、監視ビデオ、宇宙考古学等、多岐にわたりました。参加者からは、「多分野にわたる発表を聞き、今後の研究に生かせるヒントをもらった」「普段、聞けない話が多く、大変面白かった」といった感想が聞かれました。

なお、研究テーマと発表者は以下のとおりです。
「衛星搭載マイクロ波放射計データを用いた海氷変動解析」
長幸平所長(情報理工学部長)
「衛星観測と再生可能エネルギー」
中島孝教授(情報理工学部)
「ソーラーカーレース支援のための気象情報可視化・配信システムの改良」
山本義郎 (理学部教授)
「コンピュータ筆跡鑑定-事例:狭山事件の脅迫状-」
福江潔也教授(情報理工学部)
「Twitterを利用した災害情報共有システムの開発とそれを利用した若年層向け防災教育について」
内田理 教授(情報理工学部)
「宇宙情報センターにおけるADS-B信号の受信と航空気象の可視化」
新井直樹教授(工学部)
「近年における捜査機関への防犯・監視ビデオ鮮明化処理技術移転」
佐藤康党氏(TRIC)、古谷希氏、山口英希氏、滝田将寿氏(警視庁)
「衛星リモートセンシングデータと歴史資料を用いた秦東門考察-太平寰宇記を中心に-」
惠多谷雅弘事務長(TRIC)
「東海大学宇宙情報センターにおける太陽紫外線観測」
竹下秀 准教授(東海大学総合科学研究所)
「近接リモートセンシングによる地球観測衛星プロダクトの地上検証手法開発」
梶原康司氏(千葉大学環境リモートセンシング研究センター講師)
「LANDSATデータ等を活用した災害対応及び国土現況の把握」
根本正美氏(国土地理院)
「帝国書院創立100周年と衛星画像」
山田修氏(帝国書院)

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