「せんだいデザインリーグ 卒業設計日本一決定戦」と「毎日DASデザイン賞」で大学院生と卒業生が多数入賞しました

建築都市学部建築学科の岩﨑克也教授(学部長)の研究室に所属する大学院生と卒業生がこのほど、2つのコンテストでそれぞれ入賞しました。

3月8、9日にせんだいメディアテークで開催された「せんだいデザインリーグ2025卒業設計日本一決定戦」では、3月に建築学科を卒業した石井紫月さんと山名悟司さんが100選に選ばれました。石井さんの作品「境界の解放」は、視線の「見える」「見えない」と動線の「行ける」「行けない」の4軸で、「見える・行ける」「見える・行けない」といった壁の角度や床の高さなどが異なるさまざまな空間モデルを考案。用途によって最適な空間モデルを当てはめたアーティストインレジデンスをデザインしました。山名さんの作品「消失の重なりに住む 空間の非在と暮らしの残り香を継承する住まいの提案」は、屋根や壁といった建物の一部を残して建て替えを重ねることで、元の建築の痕跡を生かし、改修とは異なる新しい「住まいの継承」を提案しました。

また、「毎日・DAS学生デザイン賞」の大学生の部「金の卵賞」の審査結果がこのほど発表され、建築部門で小山莉空さん(大学院工学研究科建築土木工学専攻2年次生)と大野維親さん(同2024年度修了)、田村哲也さん(同)のグループ、大石真輝さん(同)、佐藤結人さん(大学院工学研究科建築土木工学専攻1年次生)、金崎慈英さん(同)、浦勇樹さん(同)の5作品が入選しました。作品タイトルは下記の通りです。

◆「毎日・DAS学生デザイン賞」
小山莉空さん、大野維親さん、田村哲也さん
「まち綴り-紙文化が重層的に拡がる神楽坂花街の生態系の構築-」

大石真輝さん
「境界線を穿つ-商住間の段階的活動を促す『境界空間』の構築手法-」

佐藤結人さん
「潜在景を呼び覚ます-祭礼空間の顕在化による勝浦の風土再生-」

金崎慈英さん
「聖俗を均す-対立を調和し、浅草六区を再興する複合型文化施設の提案-」

浦勇樹さん
「大地に浴す-アーシングを用いて地球を感じる温泉・スパの計画-」