大学院工学研究科の佐藤さんらが「毎日・DAS学生デザイン賞」で「建築部門賞」を受賞しました

大学院工学研究科建築土木工学専攻2年次生の佐藤結人さんと本専攻を2025年度に修了した高橋珠里さん(指導教員=建築都市学部・岩﨑克也学部長)がこのほど、「第57回毎日・DAS学生デザイン賞『金の卵賞』」で「建築部門賞」を受賞し、5月20日にオンラインで表彰式が開かれました。毎日新聞社と一般社団法人総合デザイナー協会DASが主催する大学(短大・大学院)、高等専門学校、専修学校専門課程の在学生を対象としたコンペティションで、建築部門、グラフィック部門など6部門で在学中に制作した作品を募集するもの。今回は244点の応募がありました。

2名の作品「竹を解し、時を築く~場の循成と共に生き続ける逗子竹活~」は、神奈川県逗子市で街の防災、防犯、美観向上の観点から市内14カ所の竹林を整備する市民団体「逗子竹活」の活動に着目した提案です。生きた竹の間に間伐した竹を編むようにして床や屋根をつくり、竹の成長とともに建築の形態が自然と変化していく計画です。竹活の活動の拠点となっている「小坪大谷戸会館」から竹林の斜面に沿って、地域住民も参加できる「講演の場」や「竹細工作業場」「竹林学習の場」を設け、斜面の中央で比較的平らな広場から上は、間伐した竹の「乾燥場」「保管場」「伐採場」「竹炭造成場」と循環を生むスペースとしています。それぞれの場を竹の床や屋根で緩やかにつないでいくことで、竹活の場が竹林を横断的に駆け上がる作りとなっています。

佐藤さんは、「5年後、10年後と竹の成長とともに間伐材で作った床が屋根になり、道や壁が斜めになるなど、変化も楽しめる作りにし、活動を広める場にできればと考えました。昨年5月に、本学卒業生で建築家の井上玄さんが開いた土壁の下地を作る竹小舞のワークショップに参加して実際の建築に竹が使われている様子を学び、竹活の現場も訪ねてメンバーの方々から竹の生態や活用方法などについて教えてもらうなど、現場で得たことを建築に落とし込むのは初めてだったので、今後につながる貴重な経験になりました」と話していました。

なお今回のコンペでは、櫻井大岳さん(建築都市学部建築学科25年度卒、指導教員=岩﨑学部長)の「季節がかたちづくるー雪がつくる文化と夏にひらく雪国の酒造ー」と、磯部治隆さん(同、指導教員=野口直人講師)の「雪も積もれば人集う~積雪のデザインによる長岡の新しい風景と文化~」も建築部門で入選しました。