神奈川県清川村と経営学部が5月1日に、「地域活性化に向けた連携に関する協定」を締結しました。県内唯一の村である清川村は人口減少や少子高齢化といった課題を抱えており、本学部の亀岡京子教授(今年3月退任)がこれらの課題解決を目指す「清川村まち・ひと・しごと創生総合戦略」の委員を務めていたことから、2021年度以降はゼミの学生たちが村のPR活動に協力。SNSの運用やポスターの作成、伝統行事の運営サポートなどを通じて村の魅力を定期的に発信しており、現在は國枝陽輔講師のゼミが活動を引き継いでいます。今回の協定は、村の観光地としての認知度向上に資する教育や研究活動に対して相互に連携・協力し、地域活性化に寄与することを目的としています。

5月12日には、清川村の岩澤吉美村長ら関係者が湘南キャンパスを訪問し、八木英一郎経営学部長と懇談。岩澤村長が村の魅力や観光資源、人口増加を目的とした各種施策などを説明し、「子育て支援や四季折々のイベント開催などを企画・実施しているものの周知が難しく、SNSの運用など若者視点の広報力に度々助けられてきました。今回の協定を機に、これまで以上に学生さんや先生方の力を貸していただけたらうれしい」と話しました。
八木学部長は、「人口減少や地域創成といった社会課題とその対策に取り組むことは、学生たちが日ごろ講義で学んでいることの実践につながります。今後も行事のサポートやPR活動などを通じて村の活性化に尽力するとともに、学生自身が成長する機会にしていってもらいたい」と期待を寄せました。

