経営学科の内藤准教授が「2024年度ティーチング・アワード」優秀賞に選出されました

経営学部経営学科の内藤陽子准教授が「2024年度ティーチング・アワード」優秀賞に選ばれ、4月1日に湘南キャンパスで行われた授賞式で濱本和彦副学長(教育担当)から賞状と目録を授与されました。本学では教育の質向上を目指し、2002年度から優れた授業を行う教員らを「ティーチング・アワード」として顕彰しています。学生による授業についてのアンケートなどの結果に基づき、学長室を中心とした厳正な審査を経て決定されるもので、24年度は5名に優秀賞を授与しました。

内藤准教授は昨年度、「人事管理論A・B」や「組織行動論A・B」などの授業を担当しました。講義はいずれも組織における人材に着目し、人事管理論は主に組織運営側の視点から人材マネジメントについて検討するものです。組織行動論では、組織に属する人の行動に主眼を置き働く人について検討します。「経営という実際の社会で起こっている現象に照らして、学生がどのような場面だと想像しやすく、どのような説明をすれば理解しやすいのかイメージし、学術的な知見について説明するよう心がけています」と話します。「学生からの意見は授業を進める上で参考になるものが多く、学生には積極的に意見や感想など書いてもらっています。また、学内のFD活動や学外の人的資源管理を専門とする産官学連携の研究会にも参加することで、自身の授業のあり方について考え、常に更新しています」と話します。

受賞について、「担当する授業には1~4年次生が受講しており、幅広い学年から評価を受けられてうれしく思っています。一方で、あらためて講義を振り返ると、課題を課して自己学習時間をさらに確保してもらう必要があるなど改善すべき点もあります」と内藤准教授。「学生には主体的に講義に参加して知識の獲得に努めると同時に、自ら課題や論点を見つけてもらいたいと考えています。企業や組織における人材について多面的に考え、学生同士のディスカッションを通して課題を広く深く理解して実践力も向上させてほしいですね。今後も、理論を学ぶ重要性を認識してもらうとともに、学生たちが社会で活躍するための基礎力を身に付けられるような講義にしていきたいと思います」と語りました。