経営学部経営学科2年次生の上田健司さんが、4月13日に神奈川県庁で黒岩祐治知事に向けてビジネスアイデアをプレゼンテーションしました。上田さんは、昨年12月21日に神奈川県・横浜情報文化センターで開かれた「かながわ学生ビジネスアイデアコンテスト最終審査会」(主催=神奈川県)に出場。「ロッカーを活用し、預け入れられた荷物を別地点へ移動させ、荷物のラストワンマイルを手助けするサービス」と題したアイデアを発表し、県内在学・在住の学生ら89件の応募の中から見事、同コンテストの最高賞にあたる神奈川県知事賞を受賞しました。黒岩知事に対面でアイデアを発表する機会は、その特典として授与されたものです。


上田さんのアイデアは、スマートロッカーを活用し、配達員がロッカーに預け入れられた荷物の配達情報から次のロッカーへと届けるもので、ロッカーの選択や決済までをスマートフォンで完結できるシンプルなシステムです。黒岩知事へのプレゼンでは、まず自己紹介と謝意を述べ、受賞当時からさらに実現に向けて練り上げたアイデア「手ぶら観光・移動を実現させる~荷物のラストワンマイルを手助けする~」について説明。「観光客を荷物から解放すれば移動・回遊・消費行動が活発になり、観光体験の質向上につながります。さらに、観光地の一極集中を緩和し、周辺地域の活性化にもつながります。まずは鎌倉地域をパイロットモデルとしてアイデアを実現できれば」とアピールしました。


黒岩知事は、「“旅行者目線”に立ち、何が大事なのかを徹底的にこだわり、考え抜いた素晴らしいアイデア。観光をはじめ物流の社会的な課題解決にも資する可能性があると感じました」と評価。その後、上田さんとアイデアの実現に向けて意見を交わしました。知事は、事業化への進み具合や業務に携わる人材、サービス地域の範囲拡充の可能性など具体的に質問し、上田さんは丁寧に自分の考えを説明。「インバウンド観光客への対応から順次、国内観光客へ、さらにドローンなども活用して、最終的には高齢者や身体の不自由な方たちへの買い物支援までシステムを拡大できると考えています。このアイデアを日常生活に密着したインフラのような存在に育て、多くの人々や社会に貢献したいと思います」と語りました。最後に、黒岩知事から上田さんに神奈川県知事賞が授与されました。
上田さんは、「プレゼンではかなり緊張しましたが、温かくうなずきながら話を聞いていただけたことが大きな支えとなり、伝えたかった思いや考えをしっかりと言葉にできました。知事から前向きな反応をいただき、事業化に向けて強く背中を押していただいたと感じました。今回の経験を通じて、自分の考えを社会に向け発信することの重要性を実感するとともに、一歩を踏み出すことの大切さを再認識し、この事業を実現していきたいという思いがさらに強くなりました」と手応えを語っています。
