
2025年9月1日から3日までの3日間、大阪万博記念公園内にある国立民族学博物館でアジア学科のプロジェクト授業「アジア研究プロジェクトA」を実施しました。学生は3つのグループ(中央アジア、西アジア、韓国)に分かれ、国立民族学博物館に展示されているアジア資料の熟覧および資料スケッチを行いました。

1日目は各グループで資料見学、スケッチを集中的に行いました。国立民族学博物館内では映像資料や文献資料も豊富で見学した資料の背景を学ぶこともできました。また実際に資料を手に取って感じることができる「みんぱっく」を利用して資料を手で触って感じ、熟覧してスケッチすることで資料の細かい部分を観察する力を養うことができました。
【みんぱっくとは】
国立民族博物館が外部貸出用資料として提供している学習キット。世界各国の民族衣装や生活用品などが地域ごとに分けられているもので、この度資料スケッチに利用させて頂きました。

2日目は通常の観覧者が入場することのできない博物館の収蔵庫を見学させて頂きました。そこで資料が世界中から博物館に届き、展示するまでに必要な洗浄や保管についての工程を学び、ただ珍しい資料を見てその地域のことを学ぶだけではなく、資料を展示する工夫について学びました。午後は民族学博物館で勤務されている2名の研究者に学生からインタビューを実施するといった最前線の研究者と言葉を交わす経験をしました。
3日目は大阪市内の会議場で自分たちが見学した資料をまとめ、発表を行いました。会場にはアジア文明学科の先輩が訪問してくださり、午前中は先輩が行っている起業についての講義も伺いました。
この研修の結果は11月17日から21日に実施する『知のコスモス』「見て、聞いて、調べ、描くみんぱくのアジア」展で公開されます。
(HPにて告知予定)
ぜひ見にいらしてください。
