『文藝工房』編集委員会の活動報告@建学祭

11月1日から3日まで行われた建学祭にて、『文藝工房』編集委員会がバックナンバーの展示「文藝工房29年の軌跡」と古本市を行いました。
当日のようすを、編集委員の李駿寧さんと浅沼和花さんが報告してくれました。

〜「文藝工房29年の軌跡」展示について〜

『文藝工房』は、東海大学文化社会学部文芸創作学科の学生で構成された編集委員会が、毎年心を込めて制作している文芸誌です。
その内容は「創作コンペティション」「学生選考作品」など、さまざまな企画によって構成されており、複数の創作者たちの個性を多様なかたちで味わえるという特徴があります。

昨年に引き続き、今回の第71回東海大学建学祭でもバックナンバーの展示が行われました。
1995年の創刊号から最新の29号まで、多くの人々の努力と真心によって受け継がれてきた『文藝工房』が、簡単な紹介および年表とともに展示され、訪問者の皆様にその歴史と魅力をお伝えする機会となりました。

「学生によって作られた文芸誌」という紹介に、多くの方々が興味を持って訪れ、1冊1冊手にとってくださいました。

先輩たちの努力と真心の歴史が並びます

また、合わせて行われたバックナンバーの配布は、用意していた在庫がなくなってしまうほど予想以上の反響をいただき、編集委員の一員としてとても嬉しく思いました。

ご協力いただいたすべての方に感謝申し上げます。今回の展示が文藝工房をより広く知っていただくきっかけになれば幸いです。
今後も、どうぞよろしくお願いいたします。 

(李駿寧)

〜古本市について〜

今回の建学祭では、3日目のスタートから建学祭の閉幕まで古本市が行われました。
多数陳列されていた本は文芸創作学科の先生や学生が持ち寄ったもので、中にはサインや先生方の書き込みがあるものもありました。

譲渡本も夕方には数えるほどに

訪れた方たちは宝探しをするように楽しそうに、また今ではなかなか見られない年代物の本もあったので物珍しそうに見ていました。

本によっては陳列する際に持ち主が次に手に取る人へ向けてメッセージを残していました。それに心を惹かれて持ち帰る方もいらっしゃり、本が次の読者へと渡る瞬間を見ることができました。

初めてのジャンルに手を伸ばす方やおひとりにつき3冊までという制限の中で、どの本を持ち帰るか苦渋の決断をされている方もいました。工房員たちが本について聞かれたときは楽しそうに話しており、まさに本好きたちが集まった空間でした。

(浅沼和花)

委員一同より、ご来場いただきありがとうございました!