応用化学科の松前義治准教授が「2025年度ティーチング・アワード」優秀賞に選出されました

工学部応用化学科の松前義治准教授が「2025年度ティーチング・アワード」優秀賞に選ばれ、4月1日に湘南キャンパスで行われた授賞式で濱本和彦副学長(教育担当)から賞状と目録を授与されました。本学では教育の質向上を目指し、2002年度から優れた授業を行う教員らを「ティーチング・アワード」として顕彰しています。学生による「授業についてのアンケート」の結果などに基づき、学長室を中心とした厳正な審査を経て決定されるもので、25年度は5名に優秀賞を授与しました。

松前准教授は、化学分析の基礎知識や計算方法などを学ぶ「分析化学A、B」といった基礎科目から、化学電池や電気化学の分析手法を説く「電気化学」や化学文献を読んで簡潔にまとめる「英文講読」などの応用科目まで多様な授業を担当しています。学生が能動的に授業に参加できる環境を整えようと、多くの授業でグループワークを導入。「学生には肉体的・精神的・社会的に良好な状態を指す『ウェルビーイング』でいてほしいと思っています。特に社会的健康につながる協働力や親和力は、他者とのコミュニケーションを通して伸ばせるので、グループワークを含むアクティブラーニング形式の授業を採用しています」と語ります。さらに、座学がメインとなる「分析化学A」では講義時間開始直後に小テストを実施し、学習理解度促進や遅刻防止を図っています。「学生が授業内容に少しでもついてこられやすくするために、使用するスライドの文字サイズや色、声量や活舌、使う単語などにも注意を図っています。また、独自に作成した『授業理解度調査』や『振り返りシート』を授業の最後に実施しています。成績に影響しない理解度チェックテスト、学生が授業内でできたこと・できなかったことなどの振り返りを通して、授業内容の復習や成長実感につなげてもらいます。授業で改善してほしいポイントも回答してもらい、学生の視点や意見を取り入れながら授業内容をブラッシュアップしています」と話しています。

「“学ぶのが楽しい”“学びを通して成長できた”といった思いが学習効果をいちばん高めると考えています。ただカリキュラムを進めるだけではなく、日常生活に関する化学の小話も取り入れるなど、楽しく能動的に学びたくなるような授業を意識していきます。改善の余地もまだまだ多く残っていると思いますので、よりわかりやすく、より楽しく、より学びたくなるような授業を今後も作っていきたいです」と語っています。