工学部応用化学科の秋山泰伸教授と学生が、5月31日に海老名市のショッピングセンター・ビナウォークで「科学をおもいっきり楽しもう! サイエンスデー」を初めて開催しました。同施設と共同で開いたこのイベントは、日ごろから科学の魅力啓発活動に取り組むドクターアキヤマこと秋山教授が、子どもたちに理科の魅力を伝えようと企画したものです。

当日は、「ドクターアキヤマサイエンスショー」と題して液体窒素を使った実験を披露。液体窒素に風船や花、バナナなどを入れて状態の変化を観察する実験を行いました。会場内の各ブースでは、「理科教育ボランティア」の授業を履修する学生を中心とした約30名が運営をサポート。洗濯のりや高吸水性ポリマーなど身近な材料を使ってスライムや人工雪、入浴剤、スーパーボールを作るブース、巨大空気砲など約10種類の体験ブースを出展しました。あいにくの雨でしたが、会場は約400組の来場者でにぎわいました。参加した子どもたちは、「雪もスライムもきれいな色にできて面白かった」「好きな香りで作った入浴剤でお風呂に入るのが楽しみ」と感想を話していました。また、湘南キャンパスで活動する「ダンス部MDC」もパフォーマンスを披露し、イベントを盛り上げました。ビナウォークの担当者は、「海老名市には大学がなく、大学とのコラボレーション企画も初めてでした。今回のイベントをきっかけに多くの方が来場してくれてありがたいです。今後も連携を深めていけたら」と話していました。
サイエンスショーをサポートした片渕亜美さん(工学部3年次生)は、「子どもたちには、化学反応の仕組みを少しでも自分で考えて答えに気づいてもらいたいので、“この色とこの色が合わさったら何色になるかな?”などと質問を問いかけながら話すことを心がけました。子どもたちの反応もよく、とてもうれしかったです」と笑顔を見せました。秋山教授は、「あいにくの悪天候でしたが、このイベントを目当てに来場してくれた方も多く、改めて子ども向けの理科イベントの需要を感じました。また、本学科の学生の中には、小学生の時に私が実演したサイエンスショーをきっかけに理科を好きになったという人もいます。今後も子どもたちが理科に興味を持ってもらえるイベントを開いていきたい」と語りました。





