山本工学部長がウズベキスタン学長会議に出席しました

工学部の山本佳男学部長とグラディシェヴァ・ヤロスラヴァ講師が、10月30日と31日にウズベキスタン共和国のサマルカンド国立大学で開催された「第5回日本ウズベキスタン学長会議」に参加しました。この会議は、同国高等教育・科学・イノベーション省の主催で実施されたものです。同国と本学は2017年から研究活動支援などを重ね、23年度にトリノ工科大学タシケント校と、翌24年にはチルチク国立教育大学と学術交流協定を締結。同年にはウズベキスタン共和国デジタル省一行の品川キャンパス訪問を受けるなど、交流を重ねています。

今回のテーマは「知識と社会をつなぐ:イノベーションと人材開発への学際的アプローチ」で、日本からは本学を含む16機関が参加しました。開会式にはウズベキスタン政府の閣僚をはじめ、文部科学省の増子宏事務次官、平田健治・在ウズベキスタン日本国特命全権大使らも臨席されました。初日は両国の大学の紹介や分科会の活発な協議が、2日目には両国の大学間で個別に懇談が実施され、学生・大学院生や教員同士の交流・連携について協議されました。会議終了の翌日には、トリノ工科大学タシケント校で山本学部長によるロボットやドローンに関する講義も実施。多くの学生や教員がロボットやドローンを活用する防災・減災に関心を持ち、熱心に聴講しました。

山本学部長は、「ウズベキスタンは総人口の60%が25歳以下という若手の活力に満ちた国で教育にも大変力を入れています。交流を希望する大学間との個別懇談会では本学の取り組みに興味を持ってくれる大学との出会いもあり、トリノ工科大学タシケント校での講義では聴講している多くの学生から質疑を受けるなど、手応えを感じました。今後も何らかの形で同国の教育機関と交流を重ねていければ」と話しています。