「新型コロナ禍に勝つ!企業選びのコツ―健康学部の企業研究ワークショップ―」を開催しました

健康学部では6月18日にWEBビデオ会議システム「Zoom」を使って、キャリア支援企画「新型コロナ禍に勝つ!企業選びのコツ―健康学部の企業研究ワークショップ―」を開催しました。本学部の1期生が3年次生となり、就職活動本番を控えていることから、早い段階から準備をすることで希望する進路に進めるようサポートしようと企画したものです。大学生のキャリア支援などを手がける株式会社CQ代表取締役の山本浩子氏を講師に招き、3年次生約50名が参加しました。

はじめに、本学部キャリア支援委員会の阿部正昭教授が大学の支援体制などを紹介した後、山本氏がアイスブレイクとして日常生活に関することのほか、「就活の心配事がある」「何が気になるか」などをZoomの投票機能を使って学生たちに質問。「就職できるのか心配」「コロナ禍の影響」といった声が多く上がりました。講演では、就職活動のスケジュールや「業界と職種の違い」といった就職活動の基礎知識を紹介。「自分に合った仕事を見つけるためには、横に広い知識と視野、縦に深い専門知識を持った『T型人材』を目指してください」とアドバイスを送り、「新型コロナウイルスの感染拡大による”コロナショック”は100年に一度の大変革期をもたらしました。巣ごもりや衛生、非接触をキーワードにしたビジネスが伸び、移動・接触が必要なビジネスは衰退していく。企業は体質を変えられるかによって2分化されていくでしょう。就職活動もオンラインで行われるようになり、職種によりますが、オンラインツールを使ったプレゼンテーション能力も問われるようになってきました。表情や背景などの映り方も大切ですが、考えを資料にまとめ論理的に説明する力も問われています」と語りました。

続いて「しごと創出ワーク」として、Zoomの「ブレイクアウトルーム」を使って、4、5名のグループに分かれてワークショップを実施。各自が「健康」に関するキーワードを書き出した後、自然、病院、高齢者、在宅ワーカーといった「WHO/WHERE」のカードと、話す、IT・AIを使う、ゲーム、電化製品といった「HOW」のカードを組み合わせ、「食×子ども×教える=食育アドバイザー」といったように興味・関心がどのような仕事に結びつくかを考えました。

最後に堀真奈美学部長が、「コロナによって変わりゆく就活の最新情報は学生にとっても教員にとっても、勉強になることばかりでした。100年に一度の大変革期がなぜ自分たちの就職活動期に当たってしまったのか、と思う学生もいるかもしれませんが、オンラインでの就職活動などを経験することは社会に出てからきっと役に立つはずです。逆転の視点で考え、きちんと準備をして就活本番に備えましょう」とまとめました。