「ATOM LIVINTECH×TOKAI UNIVERSITY 産学連携作品展」を開催しました

教養学部芸術学科デザイン学課程では、4月20日から22日までアトムCSタワー(東京都港区新橋)で「ATOM LIVINTECH×TOKAI UNIVERSITY 産学連携作品展」を開催しました。本プロジェクトは、本課程が住宅内装金物の企画・開発・販売を行うアトムリビンテック株式会社から研究委託を受け、2007年度から実習授業の一環として取り組んでいるもので、生活空間の多様な問題を学生ならではの柔軟な発想で考え、具体化するプロセスを通して、新たな価値観を創造することを目的としています。学生たちは、本課程の戸谷毅史教授や森本忠夫准教授らの指導を受け、約半年かけて自らのアイデアを具体化して提案するまでのプロセスを学習し、その成果として作品展を開催しています。

10回目となる今回は「パレット」をテーマにプロダクトデザインコースの3、4年次生9名が10作品を発表しました。学生たちは、「生活の基礎である住まいはとても落ち着く空間ですが、どこか当たり前のものになってしまっています。そんな日常生活をキャンバスとして捉え、私たちのデザインで色をつける、彩を与えるという意味をこめて”パレット”をテーマに設定しました」と語ります。それぞれがアイデアを出し、学生同士でアドバイスし合いながら、教員やアトムリビングテックの担当者らから意見をもらい、作品を制作していきました。

作品展の会場レイアウトはインテリアデザインコースの4年次生が担当し、部屋の湿度によって紙の花が開くインテリア「はなたま」や、磁石を使ってカギを壁にかける「ピタッとキー」、手触りにこだわった肉球型のライト「ぷにっとらいと」、家事などの手伝いをしたら人形を階段に乗せていく「たのしくおてつ台」など、個性豊かな作品が並びました。期間中には、住宅メーカーや企業の担当者、一般の来場者が多数訪れ、学生たちが作品のコンセプトや使い方などを熱心に説明していました。

アトムリビングテックの伊藤友悌開発部長は、「学生独自の目線で、私たちが予期しない作品を作ってくれるので毎回とても面白く感じています。苦労もあると思いますが、自分で考え、教わり、作品を完成させる達成感や喜びを経験してもらえたようなので、10年間の取り組みは大成功と言えると思います」と振り返ります。指導に当たった森本准教授は、「今年度の学生は、快活なメンバーがそろい、バリエーションに富んだ個性的な作品の提案ができたと思います。この経験を、今後のデザインワークに生かしてほしい」と話し、戸谷学部長は、「問題を探し、解決するためのアイデアを考え、形にし、作品をお客さんに説明して意見をもらえる経験はなかなかできるものではありません。10年間でたくさんの学生が総合的な力をつけてくれました。アトムリビングテックとの産学連携は今回で終わりますが、今後も実地で学ぶ授業を展開していきたい」と語りました。

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