芸術学科がKMITLと音楽交流会を実施しました

教養学部芸術学科が5月22日に湘南キャンパスで、タイ・モンクット王ラカバン工科大学(KMITL)の音響工学部の学生と音楽交流会を実施しました。この交流会は、KMITLと本学の教育研究分野における連携の一環で、2015年度から行っているもの。8回目の交流となった今年度は、東海大学から芸術学科の4年次生6名と大学院芸術学研究科の1名が、KMITLからは学生約20名が参加しました。

当日は初めに、本学科副学科長の仙谷朋子准教授とKMITL音響工学部のピタック・タムワリン学部長があいさつ。仙谷准教授は、「両大学の学生の皆さんが互いの音楽表現に触れ合い、貴重な時間となることを楽しみにしています」と語り、ピタック学部長は、「東海大とは非常に長い関係を続けており、過去には東海大学の2名の学生が1カ月間、音響工学部に留学してくれました。皆さんもぜひKMITLに来てください」と話していました。続いて、KMITLの学生がタイの伝統的な笛などを使って『Made in Thailand』を演奏しました。その後、電子音響音楽が専門の檜垣智也准教授の研究室に所属する4名が、それぞれが手掛けたオリジナルの楽曲を披露。シンセサイザーやピアノなどで音を奏でたほか、会場内の座席を囲うように設置した8つのスピーカーから出す音をミキサーで調整し、立体音響を表現しました。また、作曲において工夫した点や楽曲への思いなどを英語で解説しました。

参加した三澤慧マリアノさん(4年次生)は、「私自身、人前で演奏するのが久しぶりだったので緊張しましたが楽しく演奏できました。KMITL学生の演奏は、伝統的な楽器を使った曲調で聴いていて面白かったです」と笑顔を見せていました。KMITLの学生は、「日本の音楽に興味があって今回初めて来日しました。東海大生の演奏は素晴らしく、もしチャンスがあったら留学に来たい」と話していました。交流会の企画を担当した檜垣准教授は、「学生の日ごろの成果を見てもらおうと、準備を重ねてきました。今後もKMITLとさらに連携を深めていきたい」と語っていました。