芸術学科の学生が「ベジ太」のカプセルトイのデザインをプレゼンしました

教養学部芸術学科の開講科目「ラボラトリートライアルA(地域連携型アート&デザインプロジェクト)」(指導教員=池村明生教授、熊谷慶助教)を履修する3、4年次生12名が、平塚産農産物PRキャラクター「ベジ太」のカプセルトイに使用される缶バッジのデザインを考案。6月16日に湘南キャンパスで、平塚市役所農水産課の担当者に向けてプレゼンテーションしました。「ベジ太」は過去に本学科の学生がデザインを担当した平塚産農産物をPRするキャラクターで、市内のさまざまなイベントやグッズに活用されています。今回は、より幅広い世代にアピールしようと、ベジ太をテーマにしたカプセルトイの制作企画が立ち上がり、本授業の一環として協力。学生一人ひとりが、缶バッジの絵柄(5種類)とカプセルトイマシンに取り付ける商品説明のPOP(ポップ)を制作しました。

学生たちは、若い世代に流行している昭和レトロな雰囲気のイラストや有名な絵画のオマージュ、平塚市内の観光名所などをテーマに、子どもから大人まで幅広い世代が手にしやすい多様なデザインを提案しました。今後は平塚市農水産課の関係者らがデザインを選定して商品を制作し、今夏を目途に市役所や市のイベント会場などにマシンが設置される予定です。プレゼン後には市の担当者から、「どれもすてきなデザインでそれぞれにタッチの特徴があり、皆さんの思いが詰まっているのを感じました。我々では思いつかないような案も多く、一つでも多くの案を採用したいと考えています」と語っていました。

熊谷助教は、「ほかのプロジェクト課題も抱える中で、並行して今回のデザインを考案してきましたが、先方の意向を踏まえしっかりとしたクオリティーに仕上げてくれたと感じています」とコメント。桑野智子さん(3年次生)は、「子どもから大人までさまざまな世代に好まれるよう、四季折々のデザインに仕上げました。5種類それぞれのテーマに合わせて、ポイントをまとめて伝えられたと思います」と語ります。森田倖妃さん(同)は、「5種類あるので一つひとつの絵柄を変えるデザインに挑戦しました。市の担当者の方へのプレゼンはとても緊張しましたが、作品の特徴を熱く伝えられたと思います」と振り返りました。