人間環境学科の岩本教授のゼミが神奈川県松田町の「まつだ産業観光まつり」でブースを出店しました

教養学部人間環境学科の岩本泰教授のゼミが11月9日に、神奈川県松田町のJR松田駅北口広場周辺で開かれた「第25回まつだ産業観光まつり」でブースを出店しました。本学部では2019年から岩本ゼミを中心に同町と連携したまちづくりプロジェクトを展開しており、シティープロモーションの考案や名産品を用いた新商品の提案などに取り組んでいます。今回は学部共有科目「プロジェクト研究」の一環で、地域振興や活性化に関連するテーマを中心にそのほかの研究活動紹介を含めた展示を用意し、卒業研究に取り組む4年次生7名が参加。研究内容の紹介や商品販売提案、学部の紹介などを行いました。

ブースでは、同町や平塚市、伊勢原市、秦野市の農家と協力して“儲かる農業”をテーマにした研究の展示や、緑茶の出涸らしを使用した除草剤の研究などを紹介したほか、足柄茶とハーブティーの試飲などを行いました。岩本教授は、「地域の方に私たちの研究について紹介する機会となり、学生たちも社会的なつながりを感じるいい経験になったと思います。顔の見えるつながりを大切にし、今後も松田町の関係人口増加に向けた取り組みを進めていきます」と語りました。ゼミに所属する坂口優太さん(4年次生)は、「今回、伐採された支障木から抽出した精油を紹介したのですが、日本人は木に慣れ親しんでいるため、“木の匂いが好き”という人が多かったです。日本人の“木離れ”が進んでいる現代で、木のよさや、森林が私たちの生活と密接していることを思い出してもらいたい」と語りました。川瀬来実さん(同)は、「ブースでは、足柄茶の試飲を通じてアンケートを取り、地域の方から“おいしい”と感想をいただきました。これからも地域の人々に愛される存在であってほしいです」と振り返りました。