タイ・シーナカリンウィロート大学芸術学部の教職員が芸術学科を訪問しました

タイのシーナカリンウィロート大学芸術学部の教職員一行が11月18日に湘南キャンパスで、教養学部芸術学科を訪問しました。本学大学院芸術学研究科を2017年度に修了したカラチヤーンユツト・ワンサニさんが同大学で教員を務めていることから、研修旅行の一環として初めて来校。21名が参加し、大学院文学研究科博士課程後期のベグサム・マナシシャーさんが通訳を務めました。

初めに、本学部の室田憲一学部長が学部の研究領域や芸術学科の活動事例などを紹介し、「こうした交流の機会をとてもうれしく思います。今後も末永く関係性が続くことを願っています」とあいさつ。両校の教職員が互いに大学の概要を紹介し、芸術分野の研究・教育活動について意見を交わしました。続いて、芸術学研究科長の沖野成紀教授と芸術学科長の富田誠教授、ワンサニさんの在学中に指導教員を務めていた池村明生教授が案内役となり、13号館の芸術工房や10号館のスタジオソナーレといった学科の教室を見学。実際の授業風景を視察し、教室の設備や入学試験などについて質問する場面もありました。また、池村教授が担当する授業で壁画の制作に協力した平塚市の「ひらつかタマ三郎漁港」も訪問。2014年度に本学科の学生がデザインした漁業PRキャラクター「ひらつかタマ三郎」が描かれた擁壁を見て回り、平塚市農水産課や平塚市漁業協同組合の職員とも交流を深めました。

ワンサニさんは、「東海大学の施設や研究活動をタイの先生方にも紹介したいと思い、今回訪問させていただきました。私自身、在学中には利用したことのない教室も見学でき、とても勉強になりました。タイには、日本の文化や芸術に興味があり留学を希望する学生が多いので、将来的に交換留学や学生交流などの機会を設けられたらうれしい」と話していました。