湘南キャンパスで芸術学科の「卒業研究展」を開催しました

教養学部芸術学科では1月28日から31日まで湘南キャンパスで、「卒業研究展」を開催しました。本学科は2022年度に音楽・美術・デザインを学際芸術的に学ぶ学科に改組しており、今年度の4年次生は統合後初の入学生です。約70名の学生が4年間学際的に芸術を学んできた成果を発表しました。

卒展は例年学外の施設で開催していましたが、今回初めて湘南キャンパスの10、13号館で実施。期間中は、絵画や彫刻、研究内容をまとめたポスターといった展示物をはじめ、音楽作品の公演、映像を用いた来場者体験型の展示企画など、日ごろ学んでいる校舎で多岐にわたる制作物を発表しました。近藤真由准教授の研究室で音楽療法を学んだ津波智子さんは、「専門分野に特化した研究室を選ぶ3年次生になる前に、美術、デザイン、音楽と幅広く学んだことで、病院や福祉施設などを訪問する音楽療法の活動で使用するスライド資料や、卒業研究展のポスター制作の際、色使いやレイアウトなど見やすいデザインを自然と意識しました。4年間幅広く芸術を学んだことで、日ごろの研究活動にも生かすことができたと感じています」と話していました。最終日には音楽系の研究室による体験会や演奏会、各研究室の選抜者による発表会も開催。期間中は地域住民や卒業生、保護者など多くの来場者が訪れました。

富田誠学科長は、「湘南キャンパスを会場にしたことで展示の自由度が上がり、螺旋階段の中央に吊るす作品や、自身で作詞作曲した音楽作品の紹介、来場者が動画を見ながら体操できる展示など、環境を生かしたさまざまな作品が生み出されました。また、本学科では課程を統合した際に副指導教員の制度を設け、所属する研究室以外の教員の下で学ぶこともできるため、デザイン・音楽の横断型研究による卒業制作を展示した学生もいました。課程が分かれていた昨年度までとは感性や作風、制作の幅が大きく異なり、驚かされることも多かったです。近年はクリエイティブな演出と共に演奏するライブや、動画投稿サイトの流行により映像制作に取り組む人が増えるなど、総合型芸術化している傾向を感じます。造形分野と音響分野が統合した学科を要する大学は稀であり、彫刻や作曲、映像制作とさまざまな分野に取り組むこともできますし、幅広く経験した結果、専門性を突き詰めることもできることが東海大学ならではの強みです。来年度以降もどんな作品が生まれるか、今からとても楽しみです」と語りました。