芸術学科の学生5名が「令和の里海づくりポスターデザインコンペティション」で優秀賞(環境大臣賞)を受賞しました

教養学部芸術学科の学生5名がこのほど、「令和の里海づくりポスターデザインコンペティション」(主催=公益財団法人国際エメックスセンター)で優秀賞(環境大臣賞)を受賞。1月30日に大阪市・難波御堂筋ホールで開かれた「令和7年度里海づくりシンポジウム」で表彰式が行われました。環境省の令和7年度戦略的「令和里海づくり」基盤構築支援事業に選定された8つの団体が取り組む「令和の里海づくり」のテーマごとにポスターデザインを募集し、各テーマから1点ずつ優秀賞が選出されるもの。本学からは、「ラボラトリートライアル(地域連携型アート&デザインプロジェクト)」(指導教員=池村明生教授、熊谷慶助教)を履修する3年次生10名が参加し、森田倖妃さん、山宮彩愛さん、高橋彩希さん、桑野智子さん、兵藤百華さんが優秀賞を受賞しました。

表彰式会場では各テーマの受賞作品が展示され、環境省水・大気環境局の高木亮大臣官房審議官から受賞者一人ひとりに賞状が手渡されました。東日本大震災以降、海の生態系回復を目指して松島の復興に取り組む宮城県松島町のNPO法人環境生態工学研究所による「松島里海バスケット」をテーマに制作した森田さんは、遍路の笠、柿、松尾芭蕉の俳句、伊達政宗の兜など、地域の名産品や文化、歴史に関するイラストで“令和の里海づくり”の題字を作成。「里海づくりのために町役場や学校などさまざまな人たちが協力し“フルーツバスケット”を模しているプロジェクトを表現できるよう、地域のことを下調べして描きました。デジタルデザインの作品が多い中、手書きのイラストや人の温かさをイメージした暖色系の色使いなどが新鮮に映り評価されたのだと思います」と話します。

石川県七尾市の和倉温泉創造的復興まちづくり推進協議会による「和倉温泉からめぐる七尾湾里海再生プロジェクト」のテーマで制作した高橋さんは、能登半島地震で被害を受けた地域の人々が、観光資源の一つである里海の保全活動に取り組む様子に着想を得て、七尾湾をイメージした爽やかなポスターをデザインしました。「汚れた海水を浄化する海藻のアマモが地球温暖化などの影響で減っていることから、藻場を増やす取り組みをされていることを知り、海の透明感と美しさを表現しようとステンドガラスのようなグラデーションにしました。デザインを通じて環境保護に少しでも貢献できたらうれしい」と話しました。

また、表彰式後には審査委員を務めた池村教授が審査委員会を代表して講評を述べました。池村教授は、「本授業では湘南キャンパス近隣の市町村からの依頼を受け、毎年イベントのポスターやマスコットキャラクターなどのデザインに取り組んでいるため、これまでの経験が今回の結果につながったのだと思います」と振り返りました。

今回の受賞者(本学)とテーマは下記のとおりです。

兵藤さん作品(表彰式欠席)

【令和の里海づくりポスターデザインコンペティション 優秀賞(環境大臣賞)】

◇NPO法人環境生態工学研究所(宮城県松島町)「松島里海バスケット」

森田 倖妃さん

◇(一社)東松島みらいとし機構(宮城県東松島市)「東松島BLUE LANDプロジェクト」

山宮 彩愛さん

◇和倉温泉創造的復興まちづくり推進協議会(石川県七尾市)「和倉温泉からめぐる 七尾湾里海再生プロジェクト」

高橋 彩希さん

◇貝塚里海づくり未来協議会(大阪府貝塚市)「二色の浜海岸地域における持続的な生態系の保全と里海ネットワーク構築事業」

桑野 智子さん

◇(一社)ふくおかFUN(福岡県福岡市)「博多湾から始める沿岸と流域が繋ぐ人の営みと自然調和」

兵藤 百華さん