情報通信学部の中谷裕教准教授が分担執筆を行なった「ワードマップ宗教認知科学(CSR)」が10月25日に新曜社から発行されます。
宗教認知科学は、神・儀礼・慰霊といった宗教現象から、予言や陰謀論などの日常的現象までを、認知・心理・進化の視点から捉えるための学問です。本書は宗教認知科学に関わる50名程度の専門家が、60のキーワードについて解説しています。
中谷准教授は「第2-2節 神経科学–脳の働きから宗教をいかに理解できるか」を担当しました。宗教に関わる脳の働きはまだほとんど解明されていません。本節では、脳機能を研究するための手法および神経科学と宗教の関係について解説しています。
宗教やスピリチュアリティは私たちの文化や生活、人生観などに深く関わっていますが、これまで実証的な研究はほとんど行われてきませんでした。本書の発行をきっかけに、実証的な研究が促進されることを期待しています。

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