観光ビジネス学科の学生が地域振興イベント「オレンジカクテルナイト」を開催

熊本キャンパス経営学部観光ビジネス学科の小林寛子教授のゼミに所属する学生らが9月26日、熊本市西区河内町芳野地区で地域活性化を目指したイベント「オレンジカクテルナイトin Yoshino」を開催しました。総合経営学部マネジメント学科に在籍する4年次生3名が、卒業論文作成の一環として、小林教授がかねてより交流のあった同地区の課題解決のために若者を呼び込むためのイベントの企画・運営を立案。昨年10月からたびたび足を運び、地域の宝探しを続け、地域との振興を深め今回のイベントの準備を進めてきました。

今年6月には住民に企画内容を説明し、西区役所でのプレゼンテーションも実施。熊本キャンパスの学生をはじめ、熊本市内の他大学生にも参加を呼び掛けました。さらに地元のミカン農家の協力も受け、学生世代が楽しめる地域の特産品のミカンを活用したカクテルを試行錯誤でつくったり、会場となる「野出峠の茶屋公園」を清掃したりと準備してきました。迎えた当日は、地元住民約50名と他大学生10名が参加。また、本学経営学部、基盤工学部の学生もサポートとして約20名が参加。参加者らは有明海に沈む夕日をバックに、「サンセット」や「朝靄」「Yoshinoの夢」と名付けたオリジナルカクテルを堪能。本キャンパスのジャズ研究会がBGMを生演奏するなど、会場を盛り上げました。日没後には公民館へと会場を移し、住民が手作りしたミカン入りドライカレーや梨ゼリーなどを味わいながら、それぞれに交流を深めました。

指導した小林教授は、「高齢化と過疎化が進んでいる地区は熊本市内にも多く、どの地域でも対策をしなくてはならないという認識はありますが、そのための方策がわからないといった声も多数あります。一方で、他所から来た学生の視点が地域に埋もれている宝を見つけることもあります。地域の皆さんの協力を得て、このようなイベントを開けたことで地域活性化の起爆剤になってほしいと期待しています。今後も交流とともに地域の魅力を再発見する活動を続けていきたい」と話します。企画運営に中心となって携わった榎本信矢さんは、「最初は地域の方との面識もなく、イベント運営の経験もない中、手探りで準備を進めてきました。小林先生の指導や地域の皆さんのご協力があり、無事に開催できてよかったと思います。地元の方たちは予想より多く参加していただけて、非常に盛り上がっていただけました。今後は『再会イベント』も企画しているので、後輩たちにも後を引き継ぎ、長く交流していければ」と語っています。

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