熊本キャンパスで「業界研究 地元企業発見~就活推進シンポジウム」を開催しました

熊本キャンパスで11月29日と12月5日に、熊本県内の企業から人事担当者や本学卒業生を招いて「業界研究 地元企業発見~就活推進シンポジウム」を開催しました。本学では昨年度に熊本県と就職支援に関する協定を締結。また、文部科学省「平成27年度 大学教育再生戦略推進費 地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」に採択された静岡大学と熊本大学による取り組みに事業協働機関として参画しており、熊本地区では、熊本大による「”オール熊本”で取り組む熊本産業創生と雇用創出のための教育プログラム」に参加しています。今回のシンポジウムは、本キャンパスにある経営学部と基盤工学部の就職委員会が、COC+による「地元企業への就職率10%増の取り組み」に応募した企画案がトップで承認され、助成金を得て実施したものです。

29日は経営学部の3年次生116名が出席し、(株)えがお、(有)木之内農園、(株)熊本放送、(株)KIS、(株)コスギ不動産、日本生命(相)熊本支社の経営者や採用担当者が登壇。5日は基盤工学部3年次生を中心に出席を呼びかけ、2年次生や経営学部生も含む53名が、オムロン阿蘇(株)、(株)KIS、小森プラスチック(株)、金剛(株)、野田市電子(株)、平田機工(株)の人事担当者や現場のエンジニアらの言葉に熱心に耳を傾けました。両日とも経営学部就職委員長の小野豊和教授の司会で、まず参加企業がそれぞれ5分間で企業について紹介。続いて東海大生に期待することや先輩としての一言、学生へのメッセージが寄せられました。最後には、就職活動の本格的なスタートを目前にした3年次生から活発に質問があり、企業側から励ましの言葉も送られました。

実際の就職の現場を知る担当者や先輩からの言葉を、目を輝かせて聞いていた学生たちは、「先輩による実際の仕事の現場の話が聞けて、新鮮で有意義でした。熊本地区での就職を真剣に考える機会となりました」「企業の特色が聞けてとてもよかった。どのような仕事をしていて、他の企業とどのようにつながっているのか、会社がどのような人材を必要だと考えているかなど、社会に出るために必要なことが聞けました」「インターンシップや就活を通じて、どのように行動し、考え、企業を見るべきかなど、自分が一生働く会社を選ばなければならないので、そのための勉強になりました」「仕事をするということはただ働くのではなく、誰かの役に立つことではないかと思いました。この機会を生かして、仕事について深く考えたい」と口々に感想を語っていました。

なお、就職委員会では1月に各学部で行う就職出陣式で、地元企業に就職した本学卒業生によるシンポジウム開催を検討しています。小野教授は、「人事担当者による明解なプレゼンは、学生にとって面接時の自己PRの参考にもなる見事なものでした。学生たちには、先輩から臨場感ある貴重なアドバイスを、今後の活動に生かしてもらいたい」と語っています。

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