法学部法律学科では5月14日と22日に、1、2年次生を対象とした「法律系公務員試験・資格試験説明会」を開催しました。本学部におけるキャリア支援の一環で、昨年度に続き2回目となります。両日合わせて計51名が参加しました。

説明会では、本学科の内藤悟教授と田中秀樹教授、総合科学技術研究所の山田繁和教授が講師を務めました。初めに田中教授が、司法試験、司法書士、弁理士、知的財産管理技能士といった各種資格試験や、国家公務員、地方公務員などの各種公務員試験、法学検定、ビジネス実務法務検定といった各種検定試験など、法律の専門性が問われるさまざまな試験の概要について解説しました。続いて山田教授が、企業の法務や知的財産部門で活用できる知的財産管理技能検定、特許庁への手続きや企業の産業財産権全般の業務に携わることができる弁理士資格について説明。次に内藤教授が、公務員の職種と業務、試験に向けての心構えについて語りました。各教員の説明後には、会場内あるいは個別に活発な質疑応答も行われました。
参加した学生からは、「説明会を通じて具体的な資格の取得に興味が湧いたので、大学の授業や資格・検定に向けて勉強し、将来のことを考えていきたい」「今後の社会の変化にどう対応するか、あらためて考える機会になりました」「法律に関わる職に就きたい、資格を取りたいと思うけれど、どう勉強を進めればいいのかわからないと考える学生は多数いると思います。今回の説明会でイメージをつかむことができたので、覚悟を決めて精進していきたい」「自分の考えたことを自分の言葉で的確に説明できるようになろうと思いました」など、就職試験・資格試験の準備に留まらず、将来のキャリア形成に向けた前向きな意見が多数聞かれました。
本学部のキャリア支援実行委員会主査を務める田中教授は、「この説明会は昨年度大変好評であったため、今年度も開きました。将来のキャリアを真剣に考える学生が多くいることが分かったので、今後も学部としてさまざまな形でサポートしていきたい」と語っています。