法学部教員が「TOKAI Research ColLab 2025」にてポスター発表しました

2026年2月20日、本学において「TOKAI Research ColLab 2025」が開催されました。本イベントは、総合大学としてのスケールメリットを最大限に活かし、分野を超えた研究交流を促進することで研究者同士の相互研鑽を深め、新たな研究の種を創出することを目的とするものです。大学、企業、研究機関とのコラボレーション(ColLab)を通じた連携基盤の構築を目指し、本学の研究力のさらなる向上につながる契機として企画されました。

当日は多数の研究ポスターが並び、理工系分野を中心としながらも、人文社会科学分野を含む幅広い研究発表が行われました。法学部からは、吉岡すずか教授および大槻達也講師の2名が参加し、ポスター発表を行いました。

吉岡教授は「裁判に至る前の司法アクセスをいかに捉えるか―法社会学研究と法テラス連携授業の実践から」と題し、裁判以前の段階における法的問題の認識や専門家への接近過程を分析した研究成果を報告しました。制度が存在していることと、人々が実際に法へアクセスできることとの間にある構造的課題を可視化し、教育実践との接続を通じて司法アクセス研究の新たな展開を提示しました。

大槻講師は「行政行為の審査の迅速化・暫定化・自動化」をテーマに、AI活用やリスクマネジメント手法をめぐる行政法上の課題を検討し、比較法的視点から日本法における統制・透明性の在り方を報告しました。デジタル技術の進展と法的統制の関係を問い直す内容は、多くの参加者の関心を集めました。

会場では学部や専門分野を越えた活発な意見交換が行われ、法学研究が社会の諸領域と横断的に接続し得ることが改めて示されました。本学の総合性を活かした研究交流の場において、法学部の研究もまた新たな対話と連携の可能性を広げる機会となりました。