「日本の文化遺産国際協力」に文明学科教員によるプロジェクト掲載

 2024年4月、文化遺産国際協力コンソーシアムが発行している「日本の文化遺産国際協力」(令和5年度版)に、文明学科教員が代表を務めた「『2016 エクアドル地震』による被災博物館支援」プロジェクト(2018年6月15日~2019年3月29日)が掲載されました。このプロジェクトは、2018年度に文明学科の大平秀一教授(文化遺産国際協力コンソーシアム・中南米分科会委員)が文化庁の委託事業に採択され、国際交流基金、在エクアドル日本国大使館、国際協力機構(JICA)、国際協力コンソーシアム(中南米分科会)、国立民族学博物館,奈良文化財研究所,東北歴史博物館,文化創造巧芸等、多様な組織・団体のご協力を得て進められたものです。このプロジェクトを基に、国際協力機構(JICA)のご努力・ご尽力により、2019年12月にエクアドル海岸部の2つの被災博物館に対する一般文化無償資金協力「マナビ県における博物館免震機材整備計画」が採択され、2022年4月に両国間の調印式を経て、1億2300万円の支援が実現いたしました。
 なおこのプロジェクトは、日本・エクアドル外交関係樹立100周年記念の一環として進められたものです。

 プロジェクト遂行にあたり、以下の組織・団体のご協力を賜りました。ここに記しまして、改めて深謝申し上げます。

奥松島縄文村歴史資料館(宮城県東松島市),宮城県山元町教育委員会(山元町民俗歴史資料館),福島市教育委員会(宮畑縄文史跡公園[じょーもピア宮畑]),長岡市立科学博物館,馬高縄文館,新潟県立歴史博物館,熊本市教育委員会,熊本城事務所(調査研究センター),熊本市塚原歴史民俗資料館,熊本県益城町教育委員会

日本の文化遺産国際協力」(令和5年度版)
プロジェクトの報告書
文化遺産国際協力コンソーシアム
外務省報道発表

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