2025年度の歴史学科考古学専攻 新入生研修会

勝坂遺跡の縄文時代復元住居

 考古学専攻では新たに30名の新入生を迎え、4月7日に研修会を行いました。
研修先は相模原市田名向原遺跡(旧石器時代学習館)、史跡勝坂遺跡、綾瀬市神崎遺跡、海老名市かながわ考古学財団門沢橋出土品整理室です。

田名向原旧石器学習館でのレクチャー

 田名向原遺跡では、神奈川県の旧石器時代について学芸員の解説をいただきました。新入生とっては、これがはじめての考古学レクチャーとなりました。
勝坂遺跡では、ボランティアの方から遺跡と地域住民とのつながりについてお話をうかがいました。屋外での説明でしたが、新入生のみなさんは真剣に耳を傾けていました。
神崎遺跡では市職員の解説に、驚きや新たな発見をもって考古学の奥深さを実感していたようです。
最後に訪れた門沢橋出土品整理室では、考古学と密接な関りをもつ埋蔵文化財(遺跡)の調査・整理についての解説をいただきました。はじめて知る埋蔵文化財の世界についても、理解を深めたことと思います。

 1日で巡るには盛りだくさんの研修会となりましたが、新入生のみなさんはこの日から考古学の道を歩むこととなりました。

弥生時代の環濠集落(神崎遺跡)
遺物整理作業の実際を見学