歴史学科西洋史専攻の西村さんがロシア語検定試験第2レベルに合格しました

文学部歴史学科西洋史専攻4年次生の西村汐音さんがこのほど、ロシア語検定試験(主催=日本対外文化協会)の第2レベル(B2)に合格しました。同検定試験は、ロシア語を母語としない人を対象とするロシア連邦教育科学省認定の国際的な語学能力試験で、第2レベルはロシアの大学・大学院の入学条件の一つとなる上級レベルの高度なコミュニケーション能力を証明するものです。

西村さんは2023年10月から24年8月までベラルーシのミンスク言語大学に留学。ロシア語圏の文化や語学について学び、期間中には、ロシアの大学への出願条件となる同試験の第1レベルに合格しました。帰国後は語学教育センターの古賀義顕准教授と週1回のオンライン勉強会を通じて第2レベルの試験勉強に取り組み、今年2月に筆記試験に合格したもののリスニング試験で不合格に。7月に再試験を受けて、11月に合格が認められました。

西村さんは、「再試験の日程が卒業論文の執筆期間と重なり、勉強時間をつくることに苦労しましたが、模擬問題をひたすら解き、毎日ロシア語の音楽を聴いて耳を慣れさせていました。一度落ちてしまいプレッシャーもあったので、安堵の気持ちでいっぱいです」と振り返ります。また、「学科ではロシアの歴史について研究しているので、将来は大学での学びを生かしてロシアに関連する仕事に就きたい」と話します。指導にあたった古賀准教授は、「不安定な国際情勢の中でもみずから積極的に行動して学ぶバイタリティが素晴らしい。今回の第2レベル合格は主体的な努力を重ねてきた結果であり、本人が考える以上に大きな意味を持つと思います。さらに上の試験をめざし、将来は日露の架け橋として活躍されることを期待しています」と語りました。