北欧学科森教授と福井教授がノルウェーで開催された「国際翻訳者会議」に出席しました

文学部北欧学科の森信嘉教授と福井信子教授が5月14日から16日まで、ノルウェーの首都オスロで開催されたノルウェー文学に携わる翻訳者の「国際翻訳者 会議」(主催:ノルウェー文学海外普及財団)に参加しました。本会議は、ノルウェー文学の海外普及を目的に1814年の憲法起草から200周年を記念して 行われたもので、5月17日の独立記念日に合わせて世界各国から翻訳者約150名が招待されました。

期間中は憲法起草やノルウェー語の歴史についての基調講演のほか、『旅の終わりの音楽』の作者であるエリック・フォスネス・ハンセンなど同国を代表する文 化人が講演。また、フィクション、ノンフィクション、絵本などさまざまな分野のセミナーが設けられたほか、作家と各国の翻訳者が作品について語り合うワー クショップも開かれ、「翻訳する上での言語間の表現の違い」「言葉が持つデリケートなニュアンスをどのように表現したらよいか」など活発な意見交換が行わ れました。

福井教授は「今回の翻訳者会議を通じて、豊かな土壌を持ったノルウェー語という言語の文化的背景や特色がより鮮明に感じられ、大変貴重な経験でした。ま た、作品を創作した作家本人や多様な国の翻訳者との交流を通じてノルウェー文学の魅力を再認識し、翻訳者としてさらなる意欲をかきたてられました」と話し ています。

北欧学科森教授と福井教授がノルウェーで開催された「国際翻訳者会議」に出席しました

北欧学科森教授と福井教授がノルウェーで開催された「国際翻訳者会議」に出席しました