広報メディア学科の学生が「ACジャパンCM学生賞」で受賞しました

文学部広報メディア学科の谷岡理香教授による授業、「CM制作」を学ぶ学生チームが、「第10回ACジャパンCM学生賞」(主催:公益社団法人ACジャパ ン)で優秀賞を受賞しました。本学科の学生が受賞したのは今回で6回目です。3月26日に東京都港区の汐留電通ホールで開催された授賞式には、受賞チーム の学生2名が出席しました。

ACジャパンCM学生賞は、日本の未来を担う若い世代が広告制作を通して公共広告への理解を深め、社会に主体的にかかわる「公」への意識を育むことを目的 に2005年から開催されています。今回は大学や専門学校など28校から176作品がエントリー。1次選考、2次選考を経て、最終審査でグランプリ1作 品、準グランプリBS民放賞1作品、部門賞4作品、優秀賞と奨励賞の各17作品が決定しました。本学からは10チームが応募し、本学科2年次生の石井星太 郎さん、河尻卓土さん、3年次生の井上麻衣さんの3名が制作した「スマホはおしゃぶり?」が優秀賞に輝きました。

「CM制作」の授業では、スキルの修得や編集作業などの学びを生かし、毎年ACジャパンCM学生賞に作品を応募しています。石井さんのチームはテーマがす ぐに決まったものの、イメージがまとまらず、表現方法や演出手法について何度も話し合いながら試行錯誤を重ねました。そしてたどりついたのが、メッセージ をストレートに訴えかけること。スマートフォンは若者にとってまるで赤ちゃんのおしゃぶりのようだとシニカルに風刺し、シンプルな演出がメッセージを際立 たせる作品となっています。

石井さんは「30秒という限られた時間の中で、いかにメッセージを伝えるかが勝負。固定概念を裏切った演出や表現にこだわりましたが、最後はシンプルにし たほうがメッセージは伝わるものだと気がつきました。作品を認めてもらえて、芸術系の大学とも互角に戦えるのだとうれしくなりました」と話し、川尻さんは 「制作する中で、抱くイメージというのは人によって大きく違うのだと感じました。3名で納得できるまで何度も話し合い、それぞれの得意な部分を生かしたこ とがインパクトのある作品につながったと思います」と喜びを語っています。指導した谷岡教授は「受賞作は言葉がわからなくても視聴者に伝わる力を持ってい ました。シンプルに直球で勝負するのは勇気が必要ですが、3名は何度も話し合い試行錯誤したからこそ、この作品にたどりついたのだと思います」と語ってい ます。
※学年は受賞時

広報メディア学科の学生が「ACジャパンCM学生賞」で受賞しました