北欧学科の吉田欣吾教授の『フィンランド語のしくみ〈新版〉』が刊行されました

文学部北欧学科の吉田欣吾教授による『フィンランド語のしくみ〈新版〉』が、このほど刊行されました。言語にはそれぞれ特有の仕組みがあります。細かい規 則も数多くありますが、大切なのは全体を大づかみに理解することです。本書は言葉の楽しさや面白さ、その言語の発想の多様性などを実感できる入門書で、読 者自らがその言語の仕組みを発見していく構成になっています。また、音声の無料ダウンロードも可能であり、巻末には参考図書ガイドなども掲載しています。

吉田教授の専門は「言語政策論」や「フィンランド語」で、これまでに『「言の葉」のフィンランド-言語地域研究序論』『フィンランド語文法ハンドブック』 などの著書があります。「社会人の方が学ぶ東海大学エクステンションセンターでは、いよいよ4月からフィンランド語の授業が始まります。初めは生徒が集ま るのかと心配でしたが、キャンセル待ちが多く、講座を増設することになりました」と吉田教授。「フィンランド語に興味を持つ人が年々増えてきていることを 大変うれしく思いますが、日本では学べる場所がまだまだ少ないのが現状です。本書がフィンランド語を学ぶ第一歩となり、さらに多くの人々がフィンランド語 の楽しさを実感し、フィンランドに興味を持ってくだされば、と期待しています」と発刊への思いを語っています。

【出版物概要】
書名:『フィンランド語のしくみ〈新版〉』
著者:吉田欣吾
出版社:白水社
定価:1728円(本体1600円)
体裁:B6変型 並製
頁数:146ページ

北欧学科の吉田欣吾教授の『フィンランド語のしくみ〈新版〉』が刊行されました